「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。
執筆：外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
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今日のドル円 テクニカル分析で環境認識（動画の内容 ポイントまとめ）
現在の状況：
ドル円は145円台まで下落し、一時145.10円台を記録。上値の重さが目立つ展開となっています。
下落の主な要因：
米労働統計局の雇用者数下方修正観測や、小売大手セブンアイの買収提案報道が影響しています。
テクニカル分析：
週足チャートでは移動平均線3本とも下向きで、RSIが再び30ラインに向けて下落しています。フィボナッチ38.2%戻し（約148円）が上値抵抗として機能しています。
注目ポイント：
146円台への回復の可能性と145円割れのリスクが焦点となっています。
今週の注目イベント：
新規失業保険申請件数、ジャクソンホール会合（8/22-24）でのパウエル議長の発言、衆議院財務・参院財政金融委員会（8/23）での植田日銀総裁の出席が注目されます。
今後の展望：
146-148円のレンジ相場が継続する可能性があり、中央銀行総裁の発言次第で大きな動きが出る可能性があります。
取引戦略：
レンジ相場を想定した取引（レンジ下限での買い、上限での売り）が有効で、明確な方向感が出るまで慎重な姿勢が必要です。
総じて、ドル円相場は上値の重さが目立つ中、レンジ相場の継続が予想されます。今週後半の中央銀行関連イベントが今後の方向性を決める可能性が高く、それまでは慎重な取引姿勢が求められます。
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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