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【見通し】NY為替見通し=ドル円、底堅い展開か 過度な米金利先安観が後退

週明けニューヨーク為替市場では、過度な米金利先安観が後退しつつあるなか、ドル円は底堅い動きとなるか。円ショートに持ち高を大きく傾けていた投機筋の円買い戻しが一服したことも、ドル円の下値の固さに繋がりそうだ。

 CMEのフェドウォッチ(FF金利先物の動向に基づき算出)では、9月の米連邦公開市場委員会(FOMC)における0.50%利下げ織り込み度は約5割と0.25%利下げと拮抗。確かに利下げは確実視されているものの、先週5日に0.50%利下げが8割以上織り込まれたところからは金利低下への思惑は縮小している。

 先週前半は株式市場の不安定さが金利先安観を強めるきっかけとなったが、市場は週後半から落ちついてきた。先週5日に一時急騰した投資家の不安心理を示すVIX指数も、週引けにかけて低下している。

 予想より弱かった7月雇用統計を受けた景気後退(リセッション)への懸念はまだくすぶっているが、過度な警戒感は低下しつつあると言ってよいか。ボウマン米連邦準備理事会(FRB)理事は先週末、失業率は労働市場の冷え込みの程度を誇張している可能性があると指摘していた。

 なお、先週に米国の商品先物取引委員会(CFTC)が発表した投機筋の先物ポジション状況では、円のネットショートポジションが前週から6万枚以上も減少。6日時点の円ネットショートは約1万1000枚と、約1カ月で17万枚近く買戻しが進んだことになる。持ち高調整の動きが一巡したとなれば、ここから一気に円高という可能性も低いのではないか。


想定レンジ上限
・ドル円、7日高値147.90円を超えるようだと2日高値149.77円が意識される

想定レンジ下限
・ドル円、9日安値146.27円


(小針)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ