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ドル円、150円の次が152円…来週どこまで戻すのか|月曜なぜ株安・円高に?を解説(今日から来週のFX予想)2024/8/9

 

「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha

今日のドル円  テクニカル分析で環境認識(動画の内容 ポイントまとめ)

今週の市場動向

今週のドル円相場は大きな変動を見せました。主な出来事と市場の反応は以下の通りです:

1. 8月2日:米国の7月雇用統計が軟調な結果を示し、失業率が4.3%に悪化。これを受けて米国景気の減速懸念が高まりました。

2. 8月5日(月曜日):
   - 日経平均株価が過去最大の下落幅(4,451円安)を記録。
   - リスク回避の動きから円高が進行し、ドル円は一時141円台まで下落。

3. 8月6日(火曜日):
   - 日経平均株価が一転して過去最大の上昇幅(3,217円高)を記録。
   - これを受けてドル円は146円台まで反発。

4. 8月7日(水曜日):
   - 内田日銀副総裁が「金融資本市場が不安定な状況で利上げをすることはない」と発言。
   - この発言を受けて円売りが加速し、ドル円は148円手前まで上昇。

5. 8月8日(木曜日):
   - 米新規失業保険申請件数が予想を下回る23.3万件と発表。
   - 労働市場の底堅さが示され、景気減速懸念が緩和。ドル買いが優勢に。

来週の注目ポイント

1. テクニカル分析:
   - 週足チャートでは下ヒゲの長い陽線が形成され、反発の兆しが見られます。
   - 日足チャートでは148円付近に上値抵抗線があり、これを突破すると更なる上昇の可能性があります。
   - 上昇した場合の目標レベルは150円、その後152円(200日移動平均線付近)となっています。

2. 重要経済指標:
   - 8月13日(火):米生産者物価指数(PPI)
   - 8月14日(水):米消費者物価指数(CPI)
   - 8月15日(木):米小売売上高、新規失業保険申請件数
   - 8月18日(金):ミシガン大学消費者信頼感指数

3. 注目ポイント:
   - 特に8月15日の米7月小売売上高が注目されます。これは米国の景気動向を示す重要な指標となります。
   - インフレ関連の指標も引き続き重要で、FRBの金融政策に影響を与える可能性があります。

4. 市場の利下げ観測:
   - 現在、市場は9月のFOMCで0.5%の利下げを予想しています。
   - 年内に計1%の利下げが行われるとの見方が優勢です。

5. その他の要因:
   - 株式市場の動向
   - 中東情勢のリスク

来週は重要な経済指標の発表が続くため、為替市場は引き続き変動性が高くなる可能性があります。これらの指標の結果次第で、ドル円相場は大きく動く可能性があるため、注意深く市場を観察する必要があります。

『最新のドル/円相場を解説』

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uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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