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豪ドル/円 今日の見通し「主役は米国だが、中国の景気動向にも注意したい」2024/8/9

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

・NY原油先物市場は続伸。米国の労働関連経済指標が市場予想を上回ったことで、労働市場の急速な冷え込みが米景気を想定以上に減速させるという過度の懸念が後退。米景気の先行き不透明感が和らいだことが原油の買い材料となった。終値は前営業日比+0.96ドルの1バレル=76.19ドル(8月8日)。

<WTI原油・商品CFDチャートはこちらはこちら>

・8月6日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなった。ブロック総裁は市場の利下げ観測について「先走っている」とけん制した。

・7月31日に発表された豪4-6月期CPIは前年比+3.8%となり、市場予想通りに前四半期(+3.6%)から上昇した。同時に発表された豪6月消費者物価指数(CPI)は前年比+3.8%となり、前月(+4.0%)から低下した。

・7月31日に発表された豪6月小売売上高は前月比+0.5%と市場予想(+0.2%)を上回った。

・7月18日発表の豪6月雇用統計は、雇用者数が5.02万人の増加と市場予想(2.00万人増)を上回った。また失業率は4.1%へ悪化(前回:4.0%)したが、労働参加率が66.9%と前回(66.8%)から上昇したことが要因だった。

今日の豪ドル(AUD)トレード メインシナリオ

主役は米国だが、中国の景気動向にも注意したい

中国では過剰生産や国内需要の弱さから低インフレが続いており、国内経済の減速が懸念されている。本日は中国7月消費者物価指数(CPI)と同7月生産者物価指数(PPI)が発表される。市場予想はCPIが前年比+0.3%、PPIが前年比-0.9%だ。前月はCPIが+0.2%、PPIが-0.8%だった。前月から改善を示す結果(PPIは前月からマイナス幅が縮小)となれば、中国と交易関係の強い豪ドルにとっても一定の支援材料となるだろう。
ただし、現在の市場の一番の関心は中国ではなく米国経済の先行きだ。本日は米国にて主要な経済指標の発表は予定されていないが、米国の株価指数動向には引き続き注意しておきたい。

想定される個別シナリオ

■中国7月CPIが予想を上回る
⇒中国の景気減速懸念が後退する
⇒豪州は中国と交易関係が強い
⇒豪ドルは買われる

豪ドル/円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

日米株価動向
10:30 中国7月CPI、中国7月PPI

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに曇り。0時に豪ドル/円のRSIでシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信

外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

12時からのFXライブ解説 配信チャンネルはコチラ

 

 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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