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ドル/円、一時148円付近まで上昇…内田日銀副総裁の発言を受け追加利上げ観測が後退(NY市場の見通し)2024/8/7

 

ドル/円、一時148円付近まで上昇…内田日銀副総裁の発言を受け追加利上げ観測が後退

欧米時間のドル/円予想レンジ:145.500-148.500円

東京市場のドル/円は、147円台へ持ち直す展開。序盤は144円台を中心にもみ合っていましたが、内田日銀副総裁の「金融市場が不安定な状況で、利上げをすることは無い」との発言をきっかけに追加利上げ観測が後退すると円売りに傾きました。午後には一時147.91円前後まで上昇する場面もありました。

しかし、その後の内田副総裁による記者会見での発言を受けてドル/円は失速しました。一時146.08円前後まで押し戻されています。

<内田日銀副総裁 記者会見内容>
・市場変動の影響注視し、そのことを政策に反映していくのは当然
・今の市場がどういうふうに落ち着いていくのかはまだ分からない
・日銀の政策変更に伴う円安修正、株価下落の要因の一つ
・追加利上げについて:個人的には慎重に考えるべき状況
・為替の日々の動きにコメントするのは適切ではない
・総裁と私の間に考えの違いがあるということではない
・為替は動くもので、それ自体が経済・物価見通しをどう変えていくかは確定的なこと言いづらい
・金融・資本市場について:現時点でまだ不安定な状況にある
・緩やかなパスで利上げできる状態は、時期選べる点でアドバンテージ

今夜は注目イベントが予定されていないため、持ち直しの動きが続くかどうかは欧米の株価動向が焦点となりそうです。株式市場がさらに落ち着きを取り戻すようだとドル/円は148円台に向けた値動きとなる可能性もあるでしょう。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、上値抵抗と意識されていた146.50円付近を突破してきました。そのため、週足チャートだと下ヒゲ陽線が形成されています。つまり、底打ちの可能性があると見れます。持ち直しの動きが続くようであればまずは、38.2%戻し水準や10日線が位置する149円台後半がターゲットになりそうです。

ドル円 日足チャート

この後の経済イベント

8/7(水)
23:30 EIA週間原油在庫統計
26:00 米10年債入札(420億ドル)

8/8(木)
08:50 日本6月経常収支/貿易収支
08:50☆日銀金融政策決定会合における主な意見(7月30-31日分)
※☆は特に注目の材料

経済指標・イベントの結果について

主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。

経済指標カレンダー

 

 
uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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