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大口投資家の動向は?「円ネットショート3週連続で大幅減少」【最新IMMポジション】2024/8/5

シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読み解きます。

執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所

目次

▼IMMポジション ドル/円
円ネットショート3週連続で大幅減少

▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング減少

ドル/円

IMMポジション ドル/円

ポイント

【円ネットショート3週連続で大幅減少】
7月30日時点で円のポジションは、ドルに対して約7.3万枚の売り越し(ネットショート)。
ほぼ横ばいのロングに対し、ショートが大幅に取り崩されたことから、ネットショートは前週から約3.4万枚減少。
期間中のドル/円相場は日銀の利上げ観測や世界的な株安などを背景に円キャリー取引の巻き戻しと見られる円買いが活発化する中で一時152円台を割り込んだ。
約2カ月半ぶりの「ドル安・円高水準」となったことで、投機筋は売り持ちを一段と減少せざるを得ない状況だったと考えられる。

ユーロ/ドル

IMMポジション ユーロ/ドル

ポイント

【ユーロネットロング減少】
7月30日時点でユーロのポジションは、ドルに対して約1.8万枚の買い越し(ネットロング)。
ロングが取り崩され、ショートが積み増されたことで、ネットロングは前週から約1.8万枚減少。
欧州中銀(ECB)と米連邦準備制度理事会(FRB)がいずれも9月に利下げを行うとの見方が強い中、期間中のユーロ/ドルは1.08ドル台を中心に推移。
とはいえ、冴えない景気と政治の先行き不透明感も漂う中で、投機筋はユーロショートの構築に動いたようだ。

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IMMポジション


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