ポンド/円今日の見通し「急な円高の中、今夜はBOE！利下げならポンドは売られる？」FXトレード戦略　2024/8/1

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ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉
Twitter:@gaitamesk_naka
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ポンド(GBP)トレードに関わる現在までの相場トピック

本日20:00 BOE政策金利発表！
・6月20日の会合でイングランド中銀（BOE）は政策金利を5.25％で据え置いた。据え置きは6会合連続。金融政策委員会（MPC）メンバーの9人中7人が据え置きを支持、2名が0.25%利下げを支持した。また、一部メンバーからは利下げ見送りは「微妙なバランスに立つものだった」との指摘もあった。

・英7月製造業購買担当者景気指数（PMI）と7月サービス業PMIの改定値はそれぞれ51.8、52.4となった。製造業PMIは予想以上に、サービス業PMIは予想したほどではなかったが、ともに前月から改善を示した（7月24日）。

・7月18日に発表された英6月失業率は4.4%で前回（4.3%）から悪化。3-5月週平均賃金（除賞与）は前年比+5.7％と予想通りに前月（+6.0%）から低下した。

・英6月消費者物価指数（CPI）は前年比+2.0%、CPIコアは+3.5％となりともに予想（+1.9%、+3.4%）に反して前月から横ばいだった（7月17日）。

・5月10日に発表された英1-3月期国内総生産（GDP、速報値）は前期比+0.6%となり市場予想（+0.4%）を上回り、3四半期ぶりにプラス成長に転じリセッション（景気後退）から脱した。7月11日に発表された、英5月月次国内総生産（前月比）は市場予想（前月比+0.2%）を上回る+0.4%となり、前月（±0.0%）から加速した。

今日のポンド(GBP)トレード　メインシナリオ

急な円高の中、今夜はBOE！利下げならポンドは売られる？

本日はBOEが金融政策委員会（MPC）を開催し、金融政策を発表する。英6月CPI（前年比）は前月から横ばいでの推移となったが、BOEの目標としている2％に到達している。また3カ月間の週平均賃金は低下傾向にある。ただ、BOEが気に留めているサービスCPIが総合CPI同様に下げが止まってしまったのが気がかりだ。そのため、市場は今夜の会合でBOEが0.25%の利下げを実施するとの見方が優勢とはいえ、利下げを6割程度しか織り込めていない。BOEが利下げを決定するにせよ、据え置きにするにせよ、ポンド相場は大きく反応することになりそうだ。また、MPCメンバーによる投票結果にも注目したい。仮にBOEが利下げを決定したとしても、僅差（5対4）になると予想されている。予想以上に利下げへの投票が多かった場合には、ポンド売りの勢いが増すことになりそうだ。

想定される個別シナリオ

■BOEが利下げを決定
⇒市場は利下げを織り込みきれていない
⇒ポンドは売られる

ポンド/円最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

20:00 BOE政策金利
20:30 ベイリーBOE総裁定例記者会見

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円は晴れ、ポンド/米ドルは曇り空に太陽が覗く。10時にポンド/米ドルのストキャスティクスでシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

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※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
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※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

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