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FX「円買い介入で対円で大幅下落、対ドルでは超安定推移」人民元見通し

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総括

FX「円買い介入で対円で大幅下落、対ドルでは超安定推移」人民元見通し

(通貨5位、株価18位)


予想レンジ 人民元/円 20.5-21.0

(ポイント)
*7月は円高に大きく振れたが、人民元は対ドルでは超安定推移
*株価は相変わらず弱く、金利は低下
*長期金利低下は景気の弱さを物語っている
*7月製造業・サービス業PMI冴えず
*今後の焦点は
*中国は経済面からも台湾を支配したい
*3中全会の骨子は10年前の政策目標再確認
*退職年齢を段階的に引き上げへ 少子高齢化対策
*トランプ次期大統領候補は中国に60-100%の追加関税を課すと発言
*2Q・GDPなど指標は悪化、若者失業率は13.2%
*デフレリスクは消えず
*乗用車販売が3カ月連続減少
*G7首脳、中国過剰生産に懸念表明
*中国の米国債保有額、2009年ぶりの低水準に

(円買い介入で為替市場は円高に大きく振れたが、人民元は対ドルでは超安定推移) 
7月は円買い介入で市場は揺れ動いたが、他の通貨は対ドルで上下約2%の変動に終わっている。人民元は相変わらずドルとピッタリ寄り添う。7月は人民元が5位、ドルが6位。年間でも人民元が4位、ドルが3位で通貨バスケット制度を活かし安定している。
対円では7月は5.76%安、年間では4.95%高。

(株価は相変わらず弱く、金利は低下)
上海総合指数は7月は0.97%安、年間では1.22%安。香港ハンセン指数は7月は2.11%安、年間では1.74%高と世界の株価市場で低迷している。ただ昨日は上海総合が2.06%高、香港ハンセンが2.01%と大きく上昇した。
 共産党が中央政治局会議で消費刺激策の必要性を強調したことや、証券監督管理委員会の新副主席任命を好感した。 中国共産党は中央政治局会議を開き、一連の政策措置により内需を拡大すると表明。今年の経済成長目標を達成するための景気刺激策は従来のインフラ整備ではなく、消費者に照準を合わせることを示唆した。

(長期金利低下は景気の弱さを物語っている)
長期金利は低下し続けている。政府はけっして景気悪化を表明しないが、株安とともに長期金利の低下が景気の弱さを物語っている。10年国債利回りは年初は2.59%、7月は2.23%から2.12%へ低下している。

(7月製造業・サービス業PMI冴えず)
7月製造業PMIは49.4、カ月連続で50を下回った。6月の49.5から低下。予想の49.3は上回った。
7月のサービス業PMIは50.2と、6月の50.5から低下。
不動産部門の低迷や雇用不安が長引き景気が減速している。政府は低・中所得層の消費を促すため、所得引き上げに向けた追加刺激策を講じる意向を示したが、具体的な措置は明らかにしなかった。
市場では預金準備率と金利の引き下げが行われる可能性があるとしている。

(今後の焦点)
今週は、さらに7月財新製造業・サービス業PMIの発表がある。来週は7月貿易収支と消費者・生産者物価の発表がある

(超長期特別国債3,000億元、景気支援)
中国政府は、「大規模設備更新と消費財の買い替えへの支援強化に関する措置」を発表した。支援を強化するため、3,000億元の超長期特別国債を割り当てる。

支援対象を工業、環境インフラ、交通輸送、物流、教育、文化・観光、医療のほか、エネルギー・電力、老朽化したエレベーターなどの分野に拡大した。
消費財の買い替えについては、自動車、家電(冷蔵庫や洗濯機、テレビ、エアコン、コンピュータ、給湯器、家庭用コンロ、レンジフードなど)は、販売価格の15~20%、1製品当たり最大2,000元を補助する(JETRO)。

テクニカル分析(人民元/円)

再び2σ下限へ下落

日足、雲の下、2σ下限へ下落。3月11日-7月31日の上昇ラインがサポート。7月30日-31日の下降ラインが上値抵抗。5日線、20日線下向き。  
週足、3週連続陰線。今週もここまで陰線。ボリバン2σ下限へ。
7月15日週-22日週の下降ラインが上値抵抗。5週線下向き20週線を下抜くだろう。
月足、ボリバン2σ上限から反落。5月-6月の上昇ラインを下抜く。1月-7月の上昇ラインがサポート。5か月線下向く、20か月線は上向き。
年足、4年連続陽線。22年-23年の上昇ラインがサポート。一時1993年以来の22円台のせも円買い介入で20円台後半へ下落。



チーファンラマ

中国は経済面からも台湾を支配したい

台湾の2QGDPは前年同期比5.09%増と、予想を上回った。
人工知能(AI)関連製品などの需要拡大が寄与した。
予想は4.8%増。1Qは6.56%増。
最近の輸出と投資が堅調であることから、通年のGDP伸び率予想は3.5-4.0%、あるいは4%を超える水準に引き上げている。
ただ次回9月の金利決定会合で利上げに踏み切る可能性は限定的と見ている。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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