ドル/円、一時155円台へ…この後、日銀会合に関するリーク記事を警戒せよ
欧米時間のドル/円予想レンジ:153.900-155.400円
東京市場のドル/円は、154円台後半へ持ち直す展開。序盤に153.60円台へ下落する場面もありましたが、日経平均株価が後場に入りプラス圏に持ち直すと円売りが優勢になりました。欧州市場には一時155.20円前後まで上昇しています。
市場の関心は、明日31日に発表される日米金融政策に向かっています。海外市場では徐々に様子見ムードが広がりドル/円は方向感が定まらない展開となりそうです。ただ、日銀に関するリーク記事や観測報道が出る可能性もあるため引き続き注意を払う必要があるでしょう。他方で、NY市場では米6月JOLTS求人件数、米7月消費者信頼感指数が発表されます。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、153.00円付近を下値支持に下げ渋ると155円台まで切り返しています。ただ、10日線を前に伸び悩んでいることから上値の重さも窺えます。終値で155円台に到達していれば持ち直しの動きを強める可能性がある一方で、到達できなければ上値の重い展開が続く可能性があります。
ドル円 日足チャート
この後の経済イベント
7/30(火)
21:00 メキシコ4-6月期GDP・速報値
21:00☆独7月消費者物価指数・速報値
22:00 米5月FHFA住宅価格指数
22:00 米5月ケース・シラー住宅価格指数
23:00☆米6月JOLTS求人件数
23:00☆米7月消費者信頼感指数
----- マイクロソフト4-6月期決算
7/31(水)
10:30☆中国7月製造業PMI
10:30 豪6月小売売上高
10:30☆豪6月消費者物価指数
10:30☆豪4-6月期消費者物価指数
※☆は特に注目の材料
経済指標・イベントの結果について
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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