豪ドル/円今日の見通し「明日の重要イベントを前に様子見ムード強まる」2024/7/30

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

・NY原油先物市場は続落。複数のイスラエル当局者がレバノンのシーア派組織ヒズボラとの全面戦争を望まないと発言したことで中東の地政学リスクが和らいだ。終値は前営業日比-1.35ドルの1バレル=75.81ドル（7月29日）。

＜WTI原油・商品CFDチャートはこちらはこちら＞

・7月18日発表の豪6月雇用統計は、雇用者数が5.02万人の増加と市場予想（2.00万人増）を上回った。また失業率は4.1％へ悪化（前回：4.0%）したが、労働参加率が66.9%と前回（66.8%）から上昇したことが要因だった。

・7月3日に発表された豪5月小売売上高は前月比+0.6%と市場予想（+0.3%）を上回った。この結果を受けてRBAが8月にも利上げをするとの期待が高まった。

・6月26日に発表された豪5月消費者物価指数（CPI）は前年比+4.0%となり、前月（+3.6%）から上昇した。4月24日に発表された豪1‐3月期CPIは前年比+3.6%となり、前四半期（+4.1%）から鈍化したが市場予想（+3.5%）を上回った。

・6月18日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなったが、ブロック総裁は「利上げの論拠も議論した」と述べた。

今日の豪ドル(AUD)トレード　メインシナリオ

明日の重要イベントを前に様子見ムード強まる

市場の関心は明日発表される日銀金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会（FOMC）に向いている。日銀会合では国債買い入れ額の減額幅と追加利上げの有無が、FOMCは9月利上げに向けた地ならしが行われるのかが焦点となっている。また、豪州では明日に豪4‐6月期CPIが発表される。豪4‐6月期CPIの結果次第で、RBAが翌週（8月6日）の理事会で追加利上げが実施される可能性もある。これらの重要イベントを前に本日は様子見ムードが強まりそうだ。

想定される個別シナリオ

■明日は豪4‐6月期CPI、日銀会合、FOMCと重要イベントが予定されている
⇒結果を見極めたい
⇒豪ドル/円は方向感が出ない

豪ドル/円最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

日米株価動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに晴れ。7時に豪ドル/円のRSIでシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

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