【S&P500】上値余地が限られる可能性。
直近の日足は、前日の上ヒゲ部分に実体を置く陽線が出ており、上値余地を探る動きに繋げていますが、この陽線の上ヒゲがやや長く、上値トライに失敗して押し戻された形となったこと、上値を切り下げる流れに変化なく、トレンドも弱い状態にあることから、上値を追い切れずに反落する可能性に注意が必要です。また、週足も2週連続陰線引けとなり、直近の陰線が今年4月に付けた4,953を基点として下値を切り上げて来た流れから下抜けた位置で終えており、短期トレンドに変化が生じています。短期トレンドが変化して日が浅いことから、今週も続落の可能性がより高く、新たな買いは今週いっぱい様子を見た方がいいでしょう。短期ターゲットは5,200～5,240近辺と見ていますが、5,200も割り込んで越週した場合は5,000前後にある中期的な下値抵抗をトライする動きが強まり易くなります。逆に5,550-60の抵抗を上抜けて終えれば下値リスクがやや後退、5,600台に乗せて終えれば“強気”の流れに戻します。上値抵抗は5,470-80，5,500-10，5,550-60に、下値抵抗は5,400-10、5,370-80，5,350-60，5,300-10にあります。
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