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ドル円相場7/22週振り返り 利上げ求める本邦要人発言相次ぎ円高へ

ドル円 利上げ求める本邦要人発言相次ぎ円高へ

今週初めのドル円は、バイデン米大統領の大統領選からの撤退表明が伝わる中、157円台前半でスタートしました。

22日(月)は円を買う動きが強まり、ドル円は156円台前半まで下落しました。その後157円台へと持ち直しましたが、23日(火)には自民党の茂木幹事長による「日銀は金融正常化の方針をもっと明確に打ち出す必要がある」との発言が伝わったことで再び円買いが強まり、155円台へと下落しました。

24日(水)も来週の日銀金融政策決定会合での追加利上げ観測を背景に円が買われ、25日(木)夕方には一時151円台後半まで円高が進みましたが、その後米4-6月期四半期実質国内総生産(GDP、速報値)が予想を上回ったことで154円台へと切り返しました。

今週のドル円は大きく円高ドル安に振れる展開となりました。河野デジタル相や茂木幹事長から利上げを求める発言が出たことで金融政策の正常化が早まるとの観測が広がり、円を買ってドルを売る動きが強まりました。

来週は日米の金融政策発表や米雇用統計など、多くの重要イベントが予定されています。日米の金利差縮小が意識される結果となればドル円に強い下押し圧力が加わる可能性があり、相場変動のリスクに細心の注意が必要となりそうです。

 



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