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来週の為替予想(米ドル/円)「日銀0.15%利上げも射程圏か、FOMCはドル下げイベントにならず?」ハロンズ FX 2024/7/27

 

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執筆:外為どっとコム総合研究所 小野 直人

執筆日時 2024年7月26日 13時40分

日銀0.15%利上げも射程圏か、FOMCはドル下げイベントにならず? 

米ドル/円、大幅下落

バイデン米大統領の選挙戦撤退によるトランプトレードの巻き戻しや、日銀が次回会合で追加利上げを検討するとのニュースから、足もとの円安ポジションを巻き戻す動きが優勢になりました。米ドル/円は157.60円付近から151.941円まで下落しました。ただ、目先のポジション調整が一巡する中で、4-6月期米GDPが前期比年率で2.8%と1-3月期の1.4%から拡大し、米経済の底堅さを確認すると、米ドル/円は154.30円付近まで戻しました。(各レート水準は執筆時点のもの)

FXのライブ解説、円全面高 ①円急騰理由 ②円の買い手は誰 ③これは買い場か? (2024年7月25日)

※相場動向については、外為どっとコム総研のTEAMハロンズが配信している番組でも解説しています。

米ドル/円、150.00円トライも

来週は日米の金融政策会合が開催されます。日米の金融政策の結果を受けて、米ドル/円は振幅が大きくなりそうです。日銀については、企業物価、企業向けサービス価格、消費者物価指数の上昇が続いており、利上げに踏み切る材料が揃いつつあります。また、直近の円高も利上げ後押しの材料と捉える向きもあります。足許の消費鈍化は円安による輸入物価上昇が主因と見られていますので、円高誘導で商品価格が下がれば、実質賃金上昇の効果が大きくなり消費への好循環を生むとのロジックです。不安定な株価動向や実質賃金がマイナス圏にある中で日銀が踏み込むのかは微妙ですが、消費低迷の改善が期待できるのであれば日銀が利上げを決断するかもしれません。個人的には0.15%の利上げを捨て切れていません。仮に0.15%利上げされれば、織り込みはまだ進んでいないため米ドル/円は瞬間的に150.00円割れを試す展開も考えられます。もっとも、円安の構造的な部分が大きく変わっていないため、継続的な利上げへの期待感は醸成されにくく、米ドル/円は150.00円を割り込んでも、そこから先はある程度限られそうです。

ドル円 日足チャート

各物価指数と実質現金給与のチャート
出所:政府・日銀が公表したデータを基に外為どっとコム総研が作成

かたやFOMCについては、先週の4-6月期GDPの結果考えると7月利下げ期待はほぼなくなり、9月利下げ開始に見通しが絞られています。そのため、今FOMCは9月利下げに向けた地ならし的なミーティングになりそうです。ただ、9月FOMCまでは日数があるため言質を得るのは難しいでしょう。また、市場は9月利下げをほぼ織り込み、今度は9月以降の追加利下げがどうなるのかへ視線が移っていく中で、そうした点に対するヒントは今回のFOMCからは見つけづらいと考えられます。7月利下げへの期待が若干残っていることもあり、FOMC通過後は米ドルがいくらか買い戻されそうですが、今回は為替市場への影響は限られるかもしれません。

下降3波形成中か(テクニカル分析)

米ドル/円は、200日移動平均線(25日時点、151.594円)にサポートされて反発しているものの、上昇5波が終了して下降3波の形成段階に入った感じです。足許の反発はあくまでも調整的な値動きとなりそうで、7月10日高値の161.808円からの下落幅の38.2%戻しとなる155.710円や半値戻しとなる156.875円付近では上値が重くなりそうです。下方向は、200日線を割り込んでくれば、147.00円付近まで視線が下がることも考えられます。

【米ドル/円チャート 日足】

ドル円 日足チャート

出所:外為どっとコム「外貨ネクストネオ」
予想レンジ:
USD/JPY:150.000-157.000

7/29 週のイベント:

スケジュール

外為どっとコム「経済指標カレンダー」

一言コメント

我が家にもついに新紙幣が登場しました。薄い紙の上で上手く機能している3Dホログラムはすごいの一言です。

 
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