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ドル・円は伸び悩みか、米大統領選にらみドル買い一巡後は様子見

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欧米市場オープニングコメント

「ドル・円は伸び悩みか、米大統領選にらみドル買い一巡後は様子見」
 22日の欧米外為市場では、ドル・円は伸び悩む展開を予想する。バイデン米大統領の選挙戦撤退を受け、トランプ前大統領の勝利を見込んだドル買いが先行の見通し。ただ、民主党の指名争いは不透明で、ドル買い一巡後は様子見ムードとなりそうだ。
 前週の米連邦準備制度理事会(FRB)当局者によるハト派寄りの見解で、9月から年2回の利下げを期待したドル売りが先行。ただ、割安感による買戻しが強まり、ユーロ・ドルは1.0870ドル台に失速、ドル・円は157円70銭台に浮上した。週明けアジア市場はバイデン氏の米大統領選から撤退を受け、早朝はリスク回避の円買いが先行。その後はドルの買戻しで、ドル・円は157円10銭台から157円60銭台に値を上げたが、156円台前半まで反落。この後の海外市場は引き締め的な金融政策の長期化が回避されるとの観測から、引き続きドル売りは根強いだろう。半面、押し目買い意欲は強く、下値の堅さが意識される見通し。一方、米大統領選でトランプ氏を期待した相場展開でドル買いは継続。ただ、民主党の有力候補であるハリス副大統領の出馬が取りざたされるものの、政策運営や副大統領候補が現時点で明らかになっておらず、ドル買い一巡後は上昇基調を弱める。

通貨別分析

 

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