ドル/円、156円台で軟調…ただ、トランプ氏の大統領再選はドル高か？（NY市場の見通し）2024/7/22

 

ドル/円、156円台で軟調…ただ、トランプ氏の大統領再選はドル高か？

欧米時間のドル/円予想レンジ：156.000-157.400円

東京市場のドル/円は、上値の重い展開。午前中に157.61円前後の高値を付けましたが、アジア株の下落が重しとなり、欧州市場には156.28円前後まで下値を拡大しています。

本日未明にバイデン米大統領が大統領選からの撤退を表明したことで、市場はトランプ氏が米大統領に返り咲く可能性が高まったとの見方を強めているようです。今夜は他に手掛かり材料がないだけに、そうした見方が米株、米長期金利、米ドルにどう影響するのか、あらためてNY市場の動きに注目です。

ドル/円をテクニカル分析で見ると、10・20日線が下向きとなりでRSIが50ライン下に位置していることから上値の重さが窺えます。ただ、80日線がサポートとなり下げ渋っており明確な方向感は出ておりません。現状は、155円—158円のレンジ推移と見られどちらかをブレイクすれば新たな動きが出る可能性があります。

ドル円　日足チャート

この後の経済イベント

7/22（月）
特になし
※☆は特に注目の材料

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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。

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