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【見通し】株式明日の戦略-3日続落、週間では4桁の下落 来週はマクロからミクロに視点が移る

19日の日経平均は3日続落。終値は62円安の40063円。

 さえない1日ではあったが、それでも終値(40063円)では40000円を上回った。下落銘柄は多かったし、買いが入った半導体株も後場は伸び悩んでいるだけに、終盤に崩れて下に値幅が出るリスクはあった。心理的節目の40000円と25日線(40002円、19日時点、以下同じ)は強く意識されていたと考えられる。

 この近辺でいったん下げ止まりそうではあるが、40000円を明確に割り込んでしまった場合には、75日線が39108円、13週線が39089円、26週線が38834円に位置しており、これらに近い39000円どころが下値のメドとなる。来週は強く始まれば追随買いで良いが、弱く始まるようなら39000円台前半まで調整するのを待った方が良いだろう。


【来週の見通し】
 一進一退か。日本では決算発表がスタートし、米国では決算発表が本格化する。国内ではニデックやキヤノン、米国ではテスラやアルファベットなどの決算が注目される。今週の日経平均が大きく下落して過熱感が削がれている分、決算で好内容が確認できた銘柄には強い買いが入るとみる。また、そういった銘柄がいくつか出てくることで、先行きに対して過度な警戒は高まらないと考える。一方、失望決算を発表した銘柄には厳しい反応が予想されることから、一気に楽観に傾く展開も想定しづらい。決算発表銘柄の値動きは大きくなり、発表前の銘柄は手がけづらくなることから、全体としては週を通して方向感に欠ける動きが続くと予想する。


【今週を振り返る】
 大幅安となった。ダウ平均の40000ドル突破や史上最高値更新を好感して三連休明け16日の日経平均は上昇したが、17日は買い先行から失速して3桁の下落。米国が対中規制を強化するとの観測が伝わったことで、半導体株が大きく売られた。この日の米国市場でもエヌビディアなど半導体株が売られたことから、18日は半導体株の多くが派手に下げて900円を超える下落。19日には節目の40000円を割り込む場面もあり、3日続落した。日経平均は週間では約1126円の下落となり、週足では6週ぶりに陰線を形成した。


【来週の予定】
 国内では、6月首都圏マンション発売(7/22)、40年国債入札(7/24)、6月企業サービス価格指数、6月百貨店売上高(7/25)、7月都区部消費者物価指数(CPI)、2年国債入札(7/26)などがある。

 海外の経済指標の発表やイベントでは、米6月中古住宅販売件数、米2年国債入札(7/23)、米7月製造業購買担当者景気指数(PMI)、米6月新築住宅販売件数、米5年国債入札(7/24)、独7月Ifo企業景況感指数、米4-6月期GDP、米7年国債入札、G20財務大臣・中央銀行総裁会議(~7/26 リオデジャネイロ)(7/25)、パリ・オリンピック(~8/11)、米6月個人所得、米6月個人消費支出(7/26)などがある。


・提供 DZHフィナンシャルリサーチ