今晩は上昇か。きのうはウォラーFRB理事の発言を受けて9月利下げの観測が高まったことからダウ平均が3日連続で史上最高値を更新するなど好調。一方、ハイテク株からの資金抜けでナスダックは大幅安となった。SOX指数が対中規制観測やASMLの決算を受けて前日比6.8%安と大幅な下落となり、投資家のマインドを冷やした。
今晩の取引では引き続き、ハイテク株から出遅れ株への資金シフトが進む一方、大幅に売られた半導体株の一角には買い戻しが入る展開を想定する。引け後の時間外取引では小幅ながらも日中終値比で上昇している銘柄が散見された。TSMCの決算でネガティブサプライズがなければ、自律反発狙いの買いが入ることが期待される。
今晩の米経済指標・イベントは新規失業保険申請件数、フィラデルフィア連銀製造業景況指数などが発表。また、欧州ではECB理事会の結果発表やラガルド総裁の記者会見が予定されている。企業決算は寄り前にD.R.ホートン、ドミノ・ピザ、ブラック・ストーン、キーコープ、引け後にネットフリックス、PPGインダストリーズなどが発表予定。
(執筆:7月18日、14:00)。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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