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豪ドル/円 今日の見通し「為替介入警戒で上値が重い カナダCPIに注目」2024/7/16

 

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 中村 勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

・NY原油先物市場は続落。イスラエルとガザ地区を実効支配する武装組織ハマスとの停戦協議が続いていることが上値を抑える要因となった。また、中国の4-6月期GDPが予想以上に鈍化したことも重しとなった。終値は前営業日比-0.30ドルの1バレル=81.91ドル(7月15日)。

<WTI原油・商品CFDチャートはこちらはこちら>

・7月3日に発表された豪5月小売売上高は前月比+0.6%と市場予想(+0.3%)を上回った。この結果を受けてRBAが8月にも利上げをするとの期待が高まった。

・6月26日に発表された豪5月消費者物価指数(CPI)は前年比+4.0%となり、前月(+3.6%)から上昇した。4月24日に発表された豪1‐3月期CPIは前年比+3.6%となり、前四半期(+4.1%)から鈍化したが市場予想(+3.5%)を上回った。

・6月18日に豪準備銀行(RBA)は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなったが、ブロック総裁は「利上げの論拠も議論した」と述べた。

・6月13日発表の豪5月雇用統計は、雇用者数が3.97万人の増加と市場予想(3.00万人増)を上回った。また失業率は4.0%へ改善(前回:4.1%)、労働参加率は66.8%だった。

今日の豪ドル(AUD)トレード メインシナリオ

為替介入警戒で上値が重い カナダCPIに注目

週末にトランプ元米大統領への暗殺未遂事件を受けて、同氏が大統領選で優勢になったとの見方から米株価が上昇。ダウ平均株価は終値ベースで史上最高値更新となった。株価の上昇は資源国通貨である豪ドルにとってはポジティブ材料だ。一方で、トランプ氏の優勢は米政府の財政拡張を想起させるため、米債利回りが下げ渋っている。これは米ドルにとってのポジティブ材料となることから、豪ドルは対米ドルで上値が重い。なお、豪ドル/円は日本政府・日銀による円買い介入への警戒感が強いことから、以前のように上値試しをする機運となっていない。本日は豪州と同じ資源国通貨として見られるカナダの6月CPIが発表される。結果次第では豪ドルの下押し要因となり得るので注意したい。

想定される個別シナリオ

■カナダ6月CPIが予想を下回る
⇒カナダドルが売られる
⇒豪ドルはカナダドルと同じ資源国通貨
⇒豪ドルはカナダドルの下落につれて売られる

豪ドル/円 最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

日欧米株価動向
21:30 加6月CPI
21:30 米6月小売売上高

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は晴れ、豪ドル/米ドルは雨。5時に豪ドル/円のボリンジャーバンドとRSIでシグナルが点灯。

【情報提供:外為どっとコム】

<「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」 詳細はこちら>

  • ※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
  • ※また、高機能チャート(パソコン版)/(スマホ版)では「取引分析」 を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です(「外為注文情報」)。
  • ※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

お知らせ:FX初心者向けに12時からライブ解説を配信

外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。

12時からのFXライブ解説 配信チャンネルはコチラ

 

 

nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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