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ドル円急落!為替介入の可能性大!?160円の壁が復活か 2024/7/12(金)志摩力男

 

ドル円、当面の戻りの目安は159.50円付近:複数回の介入が行われる可能性に警戒【外為マーケットビュー】

動画配信期間:2024/7/12~2024/7/26

外為市場に長年携わってきたコメンテータが、その日の相場見通しや今後のマーケット展望を解説します。

時間がない方向け「ポイント要約」

ドル円が急落
為替介入が入った可能性が極めて高い
・再度介入の可能性を警戒
・介入であれば160円台への回帰は当面難しくなる
・当面のドル円の戻りの目安は159.50円付近
・月末の日銀会合の注目度が増す

目次

0:00 今回のダイジェスト
0:53 為替介入の兆候と規模
1:36 米CPI結果とドル円の反応
2:53 ドル円急落:為替介入の特徴を示す
4:16 ドル円の展望:再度介入の可能性
6:04 日銀政策決定会合の重要性が増す
7:05 米CPIの詳細分析
8:04 年内3回の米利下げ織り込みへ
8:44 まとめ
9:17 【PR】口座開設特別キャンペーン

動画の要約・まとめ

為替介入の兆候と規模

昨日のニューヨーク市場では、米消費者物価指数(CPI)発表直後に、為替介入と思われる大規模なドル売りが観測されました。値動きから判断すると、為替介入の可能性が極めて高いと考えられます。本日夕方に発表される日銀の当座預金の変動で確認ができると思います。直感的な推測ではありますが、為替介入の規模は約4.5兆円程度ではないかと感じています。

米CPI結果とドル円の反応

米CPIは予想を下回る低い数値を記録しました。対前月比で-0.1%となり、久しぶりにマイナスの数字が見られました。予想は0.1%でした。対前年比は予想3.1%に対し、3.0%でした。それぞれ0.1%ずつ低い数字が出ています。より重要視されるコアの数字も、予想を下回りました。最初はドル売りで反応したものの、ドル円は押し目買いという見方があり、161円を挟んだ水準で一時もみ合いました。

ドル円急落:為替介入の特徴を示す

しかし、その後急激なドル売りが発生し、これは明らかに為替介入の特徴を示しています。為替介入に関する公式発表は控えめでしたが、一部メディアが政府関係者の発言として介入を報じています。財務省の神田財務官は、最近の円安進行はファンダメンタルズを反映しておらず、容認し難いとコメントしています。

ドル円の展望:再度介入の可能性

介入が確認された場合、160円台への回帰は当面難しくなると予想されます。過去の介入パターンを参考にすると、今回も複数回の介入が行われる可能性があります。当面の戻りの目安は159.50円付近と考えられます。

日銀政策決定会合の重要性が増す

今回の動きを受け、月末の日銀政策決定会合の重要性が増しています。国債の減額幅の調整や、場合によっては0.25%の利上げなど、円高材料を作る可能性があります。

米CPIの詳細分析

今回の米CPI低下の主な要因として、中古車価格の下落、エネルギー価格の低下、宿泊関連サービスの価格低下が挙げられます。特に注目すべきは、シェルター(住居費)の上昇率が大幅に鈍化したことです。

年内3回の米利下げ織り込みへ

市場は、9月の利下げをほぼ確実視しており、年内に3回の利下げを織り込んでいます。次回のCPI発表が低い数字であれば、9月の利下げ観測がさらに強まる可能性があります。

まとめ

短期的には円高方向のリスクが高まっていますが、中長期的には再び円安に向かう可能性があります。ただし、為替介入の影響により、しばらくは160円台への回帰は困難と予想されます。今後の経済指標や政策決定に注目が集まります。

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志摩力男氏96_130.jpg 志摩力男 氏
慶應義塾経済学部卒。1988年ー1995年ゴールドマン・サックス、2006-2008年ドイツ証券等、大手金融機関にてプロップトレーダーを歴任、その後香港にてマクロヘッジファンドマネージャー。独立した後も、世界各地の有力トレーダーと交流があり、現在も現役トレーダーとして活躍。
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