ドル/円161円なかばへ上昇、38年ぶり高値に接近…あすの米CPIに照準（NY市場の見通し）2024/7/10

 

ドル/円は38年ぶり高値に接近…あすの米CPIに照準

欧米時間のドル/円予想レンジ：160.800-161.800円

東京市場のドル/円は38年ぶり高値に接近。実需のドル買い観測や日本株の上昇を受けた円売りで一時161.59円前後まで上伸しました。ただ、今月3日に付けた約38年ぶりの高値161.95円前後が意識される中、161円台後半ではドル買い・円売りの勢いがやや鈍っています。

米連邦準備制度理事会（FRB）のパウエル議長は、下院にところを変えて今夜も議会証言を行います。もっとも、証言の内容自体は昨日の上院のものとほぼ同じになる公算です。議員の質疑に対する応答で利下げに関する目新しい発言が出てくるかが見どころになるでしょう。仮にめぼしい発言がなければ、市場の関心は明日の米6月消費者物価指数（CPI）に向かうと見られ、ドル/円の高値更新は持ち越しになりそうです。

ドル円　日足チャート

この後の経済イベント

7/10（水）
22:30　ピル英MPC委員兼チーフエコノミスト、講演
23:00☆パウエルFRB議長、議会証言（下院）
23:30　EIA週間原油在庫統計
24:30　マン英MPC委員、講演
26:00　米10年債入札（390億ドル）
27:30　グールズビー米シカゴ連銀総裁/ボウマンFRB理事、講演
-----　NATO首脳会議（ワシントン、11日まで）
7/11（木）
08:30　クックFRB理事、講演

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