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ドル円反転!円安は続くのか?|7月~8月の為替相場を左右する要因を徹底解説! 7月10日(水)野村雅道

 

日本の貿易赤字とNISA関連の動きで円売りが続いている【外為マーケットビュー】

動画配信期間:2024/7/10~2024/7/24

目次

00:00 今回のダイジェスト
00:49 相場振り返り:円売り継続
01:45 投機筋・スワップ・IMMの誤解
04:21 本日の重要指標と要人発言・株価動向
05:55 ドル円の動向・為替介入への疑問
08:52 米国・ドルの動向
12:23 欧州・ユーロの動向
14:57 英国・ポンドの動向
15:58 オセアニア通貨の動向
17:19 メキシコ・ペソの動向
20:42 南アフリカ・ランドの動向
23:59 【CFD】日経平均・S&P500・原油・金 動向
26:12 【PR】口座開設特別キャンペーン

動画の要約・まとめ(一部抜粋)

相場振り返り:円売り継続

世界的に選挙が多く行われ、南アフリカ、メキシコ、イギリス、フランスなどで選挙が実施され、それぞれ混乱もありましたが、これらの国の通貨は円よりも強い状況を維持しています。通常、7月はドル円が伸び悩む月とされていますが、現在はそのような兆候は見られません。日本の貿易赤字とNISA(少額投資非課税制度)関連の動きにより、円売りが続いているようです。

投機筋・スワップ・IMMの誤解

市場では投機筋の存在が大きいと思われがちですが、財務省は投機筋の動きが激しいことを円買い介入の理由の一つとして挙げています。しかし、投機筋は実際のマーケットに与える影響が限定的で、実需の取引量の10分の1程度しかありません。投機筋とスワップを混同している可能性もあります。また、IMM(国際通貨先物市場)の取引残高がよく取り上げられますが、IMMの数字は日本の円の動きを後押ししているように見えるものの、実際にはアメリカの貿易赤字や日本からのアメリカ債券・株式投資の方が規模が大きいと考えられます。IMMだけに注目するのは適切ではなく、IMMの取引には他の市場参加者も関わっているため、IMMの数字がそのまま投機筋のポジションを表しているわけではありません。

本日の重要指標と要人発言・株価動向

今日は日本の企業物価、中国の消費者・生産者物価、ニュージーランドの政策金利、トルコの失業率と鉱工業生産などの重要指標が発表されます。また、パウエルFRB議長の議会証言やシカゴ連銀総裁らの講演も予定されており、市場の注目を集めています。パウエル議長は利下げに慎重な姿勢を示しており、インフレ率が2%台に下がることを確信するまでハードルは高そうです。ただし、長期的には利下げ方向との見方もあり、ナスダック指数は最高値を更新しました。昨日のニューヨーク株式市場では、銀行のバランスシート規制が緩和されるとの見通しから銀行株が買われました。

ドル円の動向・為替介入への疑問

ドル円は、先月久しぶりに2日連続の陰線が出るなど、一時的にリズムが変化したように見えましたが、結局は実需のドル買いが続いているようです。7月はドル安傾向ですが、8月はドル高に転じる傾向があります。日銀の金融政策に大きな変化はなく、鈴木財務大臣は日銀にインフレ抑制と金利上昇抑制という難しい注文を出していますが、最近は円安に対する懸念が薄れつつあります。円安は物価高につながるため嫌われる傾向にありますが、企業業績や税収、対外純資産の増加などプラスの面もあります。一方で、賃金の伸び悩みによる購買力の低下は問題視されています。財務省も世論を意識して円安対策に動いているようですが、他国ではドル円の変動はさほど大きな話題になっていません。

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野村雅道 氏
FX湘南投資グループ代表 1979年東京大学教養学部を卒業後、東京銀行(現三菱UFJ銀行)入行。82年ニューヨーク支店にて国際投資業務(主に中南米融資)、外貨資金業務に従事。85年プラザ合意時には本店為替資金部でチーフディーラーを務める。 87年米系銀行へ転出。外資系銀行を経て欧州系銀行外国為替部市場部長。外国為替トレーディング業務ヴァイスプレジデントチーフディーラーとして活躍。 財務省、日銀および日銀政策委員会などの金融当局との関係が深く、テレビ・ラジオ・新聞などの国際経済のコメンテイターとして活躍中。為替を中心とした国際経済、日本経済の実践的な捉え方の講演会を全国的に行っている。現在、FX湘南投資グループ代表。
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