このレポートでは、メキシコペソとアメリカ経済や日本円との為替レートの動き、メキシコペソの見通し、そしてその影響を受ける可能性がある要因について詳しく解説します。
執筆：株式会社外為どっとコム総合研究所 宇栄原宗平
動画でチャートを解説
値抜けできれば9.00円台への回復が視野に
■メキシコペソ円の現状
- 移動平均線が底堅い動きを示しており、上昇圧力が強まっている
- RSIも50ラインを突破して上昇基調
■注目ポイント
- 8.90円台への上値突破が焦点
- 過去には8.90円台で上値が抑えられ、反落する局面も
- ただし、8.90円台を終値ベースで確保できれば、9.00円台への回復期待
■警戒点
- 8.60円台を下抜けるとダブルトップを形成し、強い調整圧力
- 上値が重たい展開が続く可能性もあり
■投資手法
- 長期的にはドルコスト平均法などで、スワップ収入を狙うのが有効
- 短期的には8.90円台の動向を注意深く見極める必要
■まとめ
- メキシコペソ円は8.90円台の攻防が重要な局面
- 上値抜けできれば9.00円台への回復が視野に
- 一方で上値が重たい状況も続く可能性があり、慎重な判断が必要
メキシコペソ円は8.90円台への上抜けが焦点となっており、その動向次第で9.00円台への回復も期待できる状況です。しかし、上値が重たい展開が続く可能性もあり、長期投資家は値動きリスクの分散を、短期トレーダーは8.90円台の動きの見極めが重要となります。
メキシコペソ/円 日足チャート
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外為どっとコム総合研究所の調査部に所属する外国為替市場の研究員が、FX初心者向けに平日毎日12時ごろからライブ配信を行っています。前日の振り返り、今日の相場ポイントなどをわかりやすく解説しています。YouTubeの「外為どっとコム公式FX初心者ch」でご覧いただけます。
外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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