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FX「連立政権誕生、インフレ目標引き下げ示唆で上昇、年間最強」南アランド見通し

 

総括

FX「連立政権誕生、インフレ目標引き下げ示唆で上昇、年間最強」南アランド見通し

「通貨首位、株価15位」
「予想レンジ 南アランド円8.7-9.2」

(ポイント)
*2024年6月連立政権内閣誕生
*今朝のシドニーではランド円が8.90-93へ上昇
*南アランドは6月最強、年間でも最強
*先週の指標は改善
*中銀総裁はインフレ目標の引き下げを提言
*5月インフレは5.2% 利下げは11月か
*新政権発足後は数多くの問題に対処しなければならない
*連立に加わらなかったEFF、MKの反発も気になる
*1Q・GDPはマイナス成長
*豪BHP、アングロ買収断念を表明
*15年ぶりの基礎的財政黒字を達成
*IMFが2024の成長見通しを0.1%引き下げ
*アゴア法適用継続で南アの対米輸出への恩恵続く
*中国と南アの関係は強化されている

(連立政権誕生!)
2024年6月30日、ANCとDAは国民統一政府(GNU)を樹立する合意に達した。また同時にDAの議員を含む新閣僚名簿を発表した。

ご苦労様でした。大いに期待したいですが、高失業率、電力不足、水不足、物流混乱などなど難問山積。時々不満分子も暴れるでしょう。

ただ日本も含めて世界の大企業が混乱時も撤退せず操業を続けたのは、アフリカの拠点は、やはり南アだったのでしょう。楽しみです。南アランド歴30年の私です。

(月間最強、年間最強)
 南アランドは6月最強、年間でもドルを凌いで首位に経っている。対円で14.81%高、対ドルで0.62%高。株価(全株指数)はマイナス圏から3.66%高。10年国債は10.21%

(先週の指標は改善)
・2Q消費者信頼感指数は-12で1Qの-15から改善
・5月卸売物価は前年比4.6%、4月の5.1%から低下
・4月景気先行指標は2.4%増で3月の1.1%低下から改善
・5月貿易収支は200.9億ドルの黒字で黒字は4か月連続

(今週の指標)
今週はS&Pの6月PMI、 ABSAの製造業PMI、2Qインフレ期待指数の発表がある

(インフレ目標の引き締めを示唆)
 南ア中銀のクガニャゴ総裁は、現在の3%から6%のインフレ目標は他の国々よりも高く、南アを競争上の不利な立場に置いていると指摘し、より厳しい総合インフレ政策目標を再び示唆した。
 2月に財務省が発表したマクロ経済レビューを指摘し、3%から6%の目標を再検討することが重要だと主張した。「南アはインフレ率を低下させることが可能であり、また低下させるべきだ」と述べた。

テクニカル分析(ランド/円)

11連騰後は一服も底堅い

 日足、11連騰後は一服も底堅い。6月7日-28日の上昇ラインがサポート。6月21日-28日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き、20日線上向き。
 週足、2週連続の大陽線後は一服。ボリバン2σ上限。6月17日週-24日週の上昇ラインがサポート。6月17日週-24日週の下降ラインが上値抵抗。5週線、20週線上向き。 

月足、5月は3か月ぶり陰線も6月は盛り返し3σ上限へ。3月-4月の上昇ラインがサポート。5か月線、20か月線上向き。
年足、2023年は円とデッドヒートを繰り返しほぼ同位の10位。今年は円を大きく引き離す。21年-23年の上昇ラインがサポート。08年-22年の下降ラインを上抜く。



喜望峰

IMD世界競争力ランキング、「ビジネスの効率性」部門で南アが日本抜く

スイスのビジネススクールの国際経営開発研究所(IMD)は6月18日、「世界競争力ランキング2024を発表した。日本は38位(前回から3ランク下降)だった。

南アフリカ共和国:60位(前回から1ランク上昇)
IMDは各国・地域の競争力について、「経済パフォーマンス」「政府の効率性」「ビジネスの効率性」「インフラ」の4部門(合計20項目)、336の指標でスコア付けしている。

「ビジネスの効率性」部門では、南ア48位(前回から6ランク上昇)、ガーナ56位、ナイジェリア58位だった。日本は51位(前回から4ランク下降)で、初めて南アを下回る順位となった。(ジェトロ資料)

情報提供元:FX湘南投資グループ
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