東京市場は軟調か。米国株は上昇。ダウ平均は15ドル高の39127ドルで取引を終えた。10年債利回りが大きく上昇しており、序盤では下げる場面もあったが、アップル、アマゾン、テスラなどの主力グロース株が強く、小幅ながらもプラスを確保した。ドル円が160円台に乗せた後に円安に勢いがついており、足元では160円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて205円安の39415円、ドル建てが150円安の39470円で取引を終えた。
米国株は3指数そろって上昇した。しかし、引け後に決算を発表した半導体大手のマイクロン・テクノロジーが時間外で大きく下落しており、半導体株にはネガティブな影響が想定される。為替も警戒材料。ドル円の160円乗せ自体は今さら驚くことではないが振れ幅が大きくなっており、こうなると為替介入が意識される。日経平均はきのうまでの3営業日で約1070円上昇しており、きょうは短期的な過熱感を冷ます売りに押されることになるだろう。場中は為替をにらみながら不安定な動きが続くと予想する。日経平均の予想レンジは39100円-39600円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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