豪ドル/円今日の見通し「豪CPIが上振れたらRBAは利上げ？」2024/6/26

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

本日10:30 豪5月CPI発表！
・5月29日に発表された豪4月消費者物価指数（CPI）は前年比+3.6%で前月（+3.5%）から上昇した。4月24日に発表された豪1‐3月期CPIは前年比+3.6%となり、前四半期（+4.1%）から鈍化したが市場予想（+3.5%）を上回った。

・NY原油先物市場は反落。月末、四半期末を前に調整が出たほか、米ドルが上昇したことから割高感が出た。終値は前営業日比-0.80ドルの1バレル=80.83ドル（6月25日）。

＜WTI原油・商品CFDチャートはこちらはこちら＞

・6月18日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなった。

・6月13日発表の豪5月雇用統計は、雇用者数が3.97万人の増加と市場予想（3.00万人増）を上回った。また失業率は4.0％へ改善（前回：4.1%）、労働参加率は66.8%だった。

今日の豪ドル(AUD)トレード　メインシナリオ

豪CPIが上振れたらRBAは利上げ？

本日は豪5月CPIが発表される。市場は豪州のインフレは前月の前年比+3.6%から加速して+3.8%になると予想している。RBAは5月に公表した金融政策報告の中で、6月末時点のインフレ率を+3.8%と予想している。仮に本日発表の5月分が市場予想を上回った場合は、RBAの予測をも上回ることになる。この場合、RBAに対する利上げ期待が高まることになろう。一方で、RBAのブロック総裁は6月18日に開催した理事会で「4-6月期CPI（7月31日発表）が重要になる」との認識を示している。そのため、豪5月CPIが予想以上の上振れとなった場合でも豪ドル相場への影響は一時的なものになる可能性もある。

想定される個別シナリオ

■豪5月CPIが市場予想を上回る
⇒RBAの利上げ期待が高まる
⇒豪ドルは買われる

豪ドル/円最新チャート分析

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豪5月CPI

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は曇り空に雨がぱらつき、豪ドル/米ドルは曇り空に太陽が覗く。4時に豪ドル/米ドルのストキャスティクスでシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

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