ポンド/円今日の見通し「英国のインフレ率はついにBOEの目標値に到達！BOEの利下げはどうなる？」FXトレード戦略　2024/6/20

読む前にチェック！
最新FX為替情報

CFD銘柄を追加！

チャートを表示する

ポンドのFXデイトレードを行ううえで、インプットしておきたいトレードシナリオなどをギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉
Twitter:@gaitamesk_naka
日々、相場情報発信中！

ポンド(GBP)トレードに関わる現在までの相場トピック

本日20:00 BOE政策金利発表！
・5月9日の会合でイングランド中銀（BOE）は政策金利を5.25％で据え置いた。据え置きは6会合連続。金融政策委員会（MPC）メンバーの9人中7人が据え置きを支持、2名が0.25%利下げを支持した。

・英5月消費者物価指数（CPI）は前年比+2.0%と予想通り前月（+2.3%）から低下。CPIコアは+3.5％で前月（+3.9%）予想を下回った（6月19日）。

・6月11日に発表された英4月失業率は4.3%で前回（4.1%）から悪化。2-4月週平均賃金（除賞与）は前年比+6.0％と予想（+6.1%）に反し前月（+6.0%）から横ばいだった。

・英5月製造業購買担当者景気指数（PMI）と5月サービス業PMIの改定値はそれぞれ51.2、52.9となり、製造業は速報値（51.3）から下方修正された（6月3日、5日）。

・5月10日に発表された英1-3月期国内総生産（GDP、速報値）は前期比+0.6%となり市場予想（+0.4%）を上回り、3四半期ぶりにプラス成長に転じリセッション（景気後退）から脱した。同時に発表された、英3月月次国内総生産（前月比）は市場予想（前月比+0.1%）を上回る+0.4%となり、前月（+0.1%⇒+0.2%）から加速した。

今日のポンド(GBP)トレード　メインシナリオ

英のインフレ率はついにBOEの目標値に到達！BOEの利下げはどうなる？

本日はBOEが政策金利を発表する。昨日発表された英5月CPIは市場予想通り前年比+2.0%に低下していた。ただ、BOEが警戒しているサービスCPIは+5.7%と前月（+5.9%）から低下したものの予想（+5.5%）には届かなかった。
本日のBOEでは政策金利は市場の予想通り5.25%で据え置かれることになりそうだ。注目は昨日の英5月CPIの結果を受けて投票や声明などに前回から変化があるかという点になる。現時点で、市場は9月の利下げ開始を7割方織り込んでいる。この織り込みに修正が加わるようだとポンド相場も大きく反応を示しそうだ。

想定される個別シナリオ

■BOEが早期利下げに慎重な姿勢を示す
⇒BOEの早期利下げ期待が後退する
⇒ポンドは買われる

ポンド/円最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

20:00 BOE政策金利
20:00 MPC議事録

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」ではポンド/円は雨、ポンド/米ドルは曇り。7時にポンド/米ドルのストキャスティクスでシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

＜「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」詳細はこちら＞

※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
※また、高機能チャート（パソコン版）/（スマホ版）では「取引分析」を選択することで、外為どっとコムの『外貨ネクストネオ』でお取引をされているお客さまの指値やストップ注文の状況をチャート上に表示が可能です（「外為注文情報」）。
※ なお「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」や、「外為注文情報」は情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家ご自身でなさるようお願い致します。

経済指標カレンダーはコチラ