豪ドル/円今日の見通し「豪ドル/円は105円を超え11年振り高値水準！RBAがややタカ派的で」2024/6/19

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

・6月18日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなった。

・NY原油先物市場は反発。中東ではイスラエルとレバノンのシーア派組織ヒズボラとの交戦が強まっている。またウクライナがロシアのエネルギー施設を攻撃した。中東やウクライナを巡る地政学リスクの高まりが原油相場を支えた。終値は前営業日比+1.24ドルの1バレル=81.57ドル（6月18日）。

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・6月13日発表の豪5月雇用統計は、雇用者数が3.97万人の増加と市場予想（3.00万人増）を上回った。また失業率は4.0％へ改善（前回：4.1%）、労働参加率は66.8%だった。

・5月29日に発表された豪4月消費者物価指数（CPI）は前年比+3.6%で前月（+3.5%）から上昇した。4月24日に発表された豪1‐3月期CPIは前年比+3.6%となり、前四半期（+4.1%）から鈍化したが市場予想（+3.5%）を上回った。

今日の豪ドル(AUD)トレード　メインシナリオ

豪ドル/円は105円を超え11年振り高値水準！RBAがややタカ派的で

本日は豪州にて主要な経済指標の発表はない。また米国はジューンティーンスで株式、債券など一部市場が祝日休場となる。
欧州ではフランスの政治不安を巡る過度の懸念が和らいでいることがリスク回避の巻き戻しに繋がっており、リスクセンチメントに敏感な豪ドルへの支援材料となっている。また、昨日のRBA理事会でRBAの姿勢がややタカ派的と捉えられたことも豪ドルの買い材料となり、豪ドル/円は2013年4月以来の水準まで上昇してきている。米国勢が祝日のため様子見ムードが強い日となりそうだが、仮に欧州市場を中心にリスクオンの動きが続けば約11年振りの高値を更新することになりそうだ。

想定される個別シナリオ

■フランスの政治不安を巡る過度の懸念がさらに和らぐ
⇒欧州株価指数が上昇する
⇒資源国通貨の豪ドルは株価動向に敏感
⇒豪ドルは買われる

豪ドル/円最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

日欧株価動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円、豪ドル/米ドルともに雨。18日の23時に豪ドル/円と豪ドル/米ドルのRSIでシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

＜「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」詳細はこちら＞

※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
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