ドル/円、158.50円突破すれば160円を目指す？この後、米5月小売売上高に注目
東京市場のドル/円は157円台後半で底堅い動き。植田日銀総裁が7月の利上げについて「場合によっては十分あり得る」と述べたことで157.50円台に小緩む場面もありましたが、一巡後は157.80円台へ持ち直して小幅に上昇しました。その後、米長期金利が上昇するとドル買い・円売りが強まり欧州市場には158.23円前後まで上値を拡大しています。
今夜は米5月小売売上高の結果に注目が集まるでしょう。米国の国内総生産（GDP）の7割を占める個人消費はいわば米経済のキモです。その個人消費の動向を示す小売売上高は米連邦準備制度理事会（FRB）の利下げ開始時期を見極める上での重要なデータとなります。市場予想は前月比+0.3％、自動車を除いた売上高は前月比+0.2％となっています。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、10日線が20日線を上抜きゴールデンクロスとなり、3本の移動平均線は上向きの状態です。また、RSIが70ラインに向けて上昇していることから足元の上昇圧力が強まっていることが分かります。そうした中、終値で158円台を突破するようだと続伸の期待が高まります。また、158.50円までも突破した際には160円を視野に入れた相場展開となる可能性があります。
ドル円 日足チャート
この後の経済イベント
6/18（火）
19:00 ブイチッチ・クロアチア中銀総裁、講演
21:00 チポローネECB専務理事、講演
21:30☆米5月小売売上高
22:15 米5月鉱工業生産
22:15 米5月設備稼働率
22:30 デギンドスECB副総裁、講演
23:00 バーキン米リッチモンド連銀総裁、講演
23:00 米4月企業在庫
24:00 クノット・オランダ中銀総裁、講演
24:40 コリンズ米ボストン連銀総裁、講演
25:00 ビルロワ・フランス中銀総裁、講演
26:00 ローガン米ダラス連銀総裁、質疑応答
26:00 クーグラー米連邦準備理事会（FRB）理事、講演
26:20 ムサレム米セントルイス連銀総裁、講演
27:00 グールズビー米シカゴ連銀総裁、講演
29:00 米4月証券投資動向
29:40 コリンズ米ボストン連銀総裁、講演
6/19（水）
07:45 NZ1-3月期経常収支
08:50 日本5月貿易収支
08:50 日銀金融政策決定会合議事要旨（4月分）
※☆は特に注目の材料
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