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【見通し】NY為替見通し=NY連銀製造業景気指数の改善度合い、連銀総裁の発言に要注目

本日のNY為替市場のドル円は、まずは6月米ニューヨーク連銀製造業景気指数を見極め。その後は、ウィリアムズ米NY連銀総裁とハーカー米フィラデルフィア連銀総裁の発言に注目する展開となる。

 6月米NY連銀製造業景気指数は-10.5と5月-15.6からの改善が見込まれている。指標発表を受けた米10年債利回りの反応が注視される。なお、しかしながら、過去3回連続で市場予想より悪い結果が出てきていることは念頭に入れておきたい。

 ウィリアムズ総裁は、先日「当面利下げの必要性はない。現時点で利上げの必要性もない」と言及。「インフレが2%に持続的に向かうという『確信』が依然として欠けている」との見方を示していた。ハーカー総裁は「最大のリスクはFRBの利下げが早すぎること」と指摘。「インフレ率が2%に戻りつつあるという『確信』をさらに強めたい」との考えも述べている。

 両者とも、パウエルFRB議長の記者会見での「インフレ率が持続的に2%に向かっているという『確信』を強めるには、良好なデータをさらに目にする必要がある」と同様の言い回しだ。おそらく、ドット・プロット(金利予測分布図)での年内1回の利下げを支持した7名の内の2名だと思われる。

 ただ足もとでは、5月消費者物価指数(CPI)と卸売物価指数(PPI)でインフレ減速が確認され、スーパーコアも前月比マイナスに急低下していた。ニューヨークとフィラデルフィアの連銀総裁が、それらに対してどのような見解を示すのかが本日注目すべきポイントだろう。

・想定レンジ上限
 ドル円の上値目処(めど)は、158.26円 (6/14高値)

・想定レンジ下限
 ドル円の下値目処(めど)は、156.53円(日足一目均衡表・転換線)


(山下)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ