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ドル円はCPIの急落からFOMCで上昇…157円台回復|日銀会合のポイントは(今日のFX予想)2024/6/13

 

「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha

今日のドル円  テクニカル分析で環境認識(動画の内容 ポイントまとめ)

昨日のアメリカ5月CPIの結果を受けて、ドル円相場は約1.5円下落しましたが、本日時点ですでにその下落幅を持ち直す状況となっています。

■CPIとFOMCの結果とドル円の反応
CPIは予想を下回る結果となり、これを受けて市場は、FOMCで公表される金利見通しが前回の年内3回の利下げから2回に修正されるのではないかという見方を強めました。しかし、実際に公表されたドットチャートの中央値は年内1回程度となり、ドルが買い戻される展開となりました。

■今後の利下げ観測とドル円の見通し
パウエルFRB議長は記者会見で、利下げ開始には確信が得られていないこと、労働市場や経済成長、インフレに関するデータを総合的に判断して利下げ開始時期を見極めると発言しました。今夜は、それに該当するアメリカの5月生産者物価指数(PPI、インフレ関連指標)と新規失業保険申請件数(労働関連指標)が発表されるため、ドルはこれらの経済データに敏感に反応すると見られます。

今後、インフレが着実に鎮静化し、労働市場も緩和されるような結果が出てくれば、年内の利下げ回数が1回程度から2回程度に増える可能性も十分考えられます。引き続き、アメリカのデータ次第で年内の利下げ観測は変化していくでしょう。

■テクニカル分析と今後の注目ポイント
現状、ドル円相場は157円20銭台で上昇しており、昨日の高値まで持ち直す可能性があります。テクニカル面では、10日線と20日線がデッドクロスしていますが、10日線が横ばいになり、昨日は下支えとなって反発しています。RSIも50ライン上で上昇の向きを維持しているため、ドル円相場は上目線が変わらないと見られます。

上値目標としては、5月末の高値である157円70銭付近が意識されます。一方、下げた場合は、移動平均線がサポートになると考えられ、156円台半ばから前半までの下落であれば押し目買いのポイントになる可能性があります。

明日は日銀会合が予定されており、市場では利上げはないと見られている一方、国債買い入れオペの金額減額に注目が集まっています。これによって、緩和政策の縮小度合いが見えてくると思われ、円相場の動きが注目されます。

日銀会合に向けて、海外市場で観測報道などが出てきて円相場が急速に動く可能性もあるため、注意が必要です。

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uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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