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ユーロ/ドル 厳しい条件を付けて売りでインかな・・・

 

今週の注目通貨ペア・銘柄はこれだ!


■  ユーロ/ドル 厳しい条件を付けて売りでインかな・・・ 
先週は、火曜日に高値を付け、金曜日に安値を付ける展開でした。月曜日の陽線で戻り高値を更新、火曜日・水曜日と陰線が続きましたが何とか木曜日の陽線で跳ね返し、そして迎えた金曜日・・・これだけ大きな陰線が出現してしまうと、さすがに上値追いがどうのと呑気なことを言っている場合ではありません。決定的に下向きのベクトルが牙を向いたようには思いませんが、野放図に買いでインできる局面からは遠いと言わざるを得ません。
移動平均線は、3本とも上昇しています。ただ、先週金曜日の陰線で実体線が3本の移動平均線を一気に割り込んでしまい、終値ベースで5月29日の安値を下回ってしまいました。実体線の水準自体は長期の移動平均線をわずかに下回ったレベルですので戻れば難を逃れる可能性も十分に考えられるわけですが、やはり一旦上値の重さを意識せざるを得ない展開と考えるだと思います。
今週は、少し条件を付けて売りでインしてみたい感じがしています。やはり、金曜日の陰線1本では判断が難しく、戻りがどれぐらいのレベルで実現されるかわからない状態ですので、戻りの限界を確認した後の下落を売りで追いかけてみてみたいイメージです。売り買いのバランスが崩れたとすればここから下落トレンド入りの可能性が高いと考えるのが妥当ではないでしょうか。


その他 通貨ペア・銘柄分析


■ ドル/円 気持ち上値追いの可能性が高いか・・・ 
先週は、月曜日に高値を付け、火曜日に安値を付ける展開でした。週間を通じた上下の値幅は3円近くまで広がり、これまでの小動きからやや脱却した様相を呈してはいます。ただし、先週は火曜日の下落と水曜日の戻りが大きく、この部分を除くと実はそれほど大きく動いていないことがチャートからも見て取れます。やはり、下がれば買いたい人が多く、上は上で堅いという状況が継続していると考えるのが妥当のような気がします。
今週は、気持ち買い先行スタンスで見てみたい感じがします。MACDもデッドクロスを形成していて、やや買い方には不利な状況かもしれませんが、やはり先週金曜日に出現した陽線の形状を評価の対象としたい感じがしています。金曜日の戻りで実体線は先週月曜日の陰線の半分程度を回復していて、下落時には売り方の買い戻しが持ち込まれる可能性が高いと考えるべき局面と言えるかもしれません。

■ ユーロ/円 上値追いの夢を諦める時かも・・・ 
先週は、月曜日に高値を付け、火曜日に安値を付ける展開でした。週間を通じた上下の値幅は3円を少し下回るレベルでドル円と同じような振幅幅となっています。ただ、先週金曜日に陽線で戻したドル円と対比するとユーロ円はわずかに陰線で引けていて、チャートの形状としてはドル円に軍配が上がるといったところです。四本値いずれもが先々週の終値を下回っていますので、少し上値の重さを意識させる展開といったところでしょうか。
今週は、少し様子を見てみたい感じがします。チャートが崩れた印象は全く受けませんし、先週火曜日の下落に対して速やかに戻した水曜日の陽線は評価に値するところではありますが、やはり先週金曜日に大きな戻りを見せたドル円と対比すると、あえてユーロ円を買いでインする理由が見当たらないような気がするのです。対円で買うのであれば、まずはドル円の買いを検討すべき局面と言えそうです。

■ ポンド/円 少しボラティリティが落ちるかも・・・ 
先週は、月曜日に高値を付け、火曜日に安値を付ける展開でした。火曜日に陰線でそこそこ大きな下落を演じましたが水曜日の陽線ですかさず戻りを形成、また、金曜日も陽線で戻すという展開はドル円と同様のチャート形成と言えそうです。ただ、金曜日の戻りはそれほど大きくはなく、ドル円に追随しながらもユーロ円のチャートの影響を色濃く受けたという形の値動きなのでしょうか。
今週は、少し様子を見る選択をしたい感じがしています。もちろん、実体線が中期の移動平均線水準を恒常的に下回るような形になっているわけではなく、売り買いどちらという観点で言えば買い先行スタンスを取りたいところではあります。一方で、短い上ヒゲの形成で上値を微妙に切り下げている点が気にならなくはなく、大きな戻りを演じる場合を覗いて無理に買いでインする必要はないような気がしています。

■ オージー/円 少し下値不安が台頭するか・・・ 
先週は、月曜日に高値を付け、火曜日に安値を付ける展開でした。火曜日の下落に対して水曜日に戻りを見せた点は他の対円の通貨ペアと同様ですが、金曜日に陰線が出現して下押しした点は他の対円の通貨ペアと大きく異なります。終値ベースで見ると先週火曜日の安値を下回ってはいませんが、明確に買い方のポジションが厳しくなってきている様子がチャートから見て取れます。
今週は、気持ち売りでインしたい感じがしています。他の対円の通貨ペアが崩れた印象を与えていない中にあって、オージー円は買い方のポジション繰りがかなり厳しくなっているイメージが払拭できません。もちろん、他の対円の通貨ペアが対円の通貨ペア全体を支える可能性も否定できませんので、オージー円だけが下押しを演じるシナリオは描きにくいのですが、水準感を元にした押し目買いはワークしにくいと考えた方がよいと思います。

■ 金スポット このチャートでは買いには無理が・・・ 
先週は、週初は落ち着いた動き、木曜日に陽線で上値追いの動きを見せたことから気持ち買いでインできそうな雰囲気だったのですが、金曜日に陰線が出現、一気に直近の安値を下回ってきています。さすがに、このチャートでは目先は買えない・・という判断が妥当でしょう。
今週は、売りスタンスで臨みたい感じがします。終値ベースで4月30日の安値を下回ったわけではありませんが、同水準に肉薄していることを考えると既に買い方は降参、ここから下値を追うようだと買い方の投げが久々に持ち込まれるかもしれないということをチャートは示唆しています。長期の投資でコツコツ買うという戦略はいざ知らず、トレードベースで水準感の押し目買いはワークしないと考えた方がよいと思います。戻っても戻らなくても売り先行スタンスが基本ストラテジーになると考えます。

今週のチャートリーディング ~相場の強さ~

 

※例:「 ドル < 円 」ドル安、円高。 「<」が多いほどトレンドが強い。
情報提供元:(株)チャートリーディング
本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたします。また、本レポートに記載された意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、株式会社チャートリーディングならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。