豪ドル/円今日の見通し「日米金融政策会合を控えて動きにくい」2024/6/10

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

・NY原油先物市場は小幅反落。米5月雇用統計の強い結果を受けて、米国の早期利下げ観測が後退したことが売り材料となった。一方で、米国がドライブシーズンに突入していることでガソリンの需要が増加するとの見方が下値を支えた。終値は前営業日比-0.02ドルの1バレル=75.53ドル（6月7日）。

＜WTI原油・商品CFDチャートはこちらはこちら＞

・5月29日に発表された豪4月CPIは前年比+3.6%で前月（+3.5%）から上昇した。4月24日に発表された豪1‐3月期消費者物価指数（CPI）は前年比+3.6%となり、前四半期（+4.1%）から鈍化したが市場予想（+3.5%）を上回った。

・5月16日発表の豪4月雇用統計は、雇用者数が3.85万人の増加と市場予想（2.37万人増）を上回ったものの、失業率は4.1％へ悪化（前回：3.9%）、労働参加率は66.7%だった。

・5月7日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなった。

今日の豪ドル(AUD)トレード　メインシナリオ

日米金融政策会合を控えて動きにくい

本日は主要国にて注目の経済指標の発表は予定されていない。そのため、豪ドルは日米の株価指数動向を眺めた動きが中心となりそうだ。
7日に発表された米雇用統計の結果を受けて、市場では米連邦準備制度理事会（FRB）の早期利下げ観測が後退している。今週は12日（水）に米5月CPIと米連邦公開市場委員会（FOMC）が控えていることから、様子見ムードが強まる可能性がある。対円では、13-14日に日銀金融政策決定会合が控えていることから、観測記事で円買いが強まる可能性があることは留意しておきたい。

想定される個別シナリオ

■日米金融政策会合や重要経済指標が控えている
⇒結果を見極めたい
⇒豪ドル/円は方向感が出にくい

豪ドル/円最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

日米株価動向

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は曇り、豪ドル/米ドルは雨。7日21時に豪ドル/米ドルのMACDでシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

＜「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」詳細はこちら＞

※ 「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」とは、選択した通貨ペア・足種に対して、複数のテクニカル分析を行った結果をパネル形式で一覧表示することにより、直感的に相場状況を把握することができるツールのことを指します。
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