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ドル円、157円に戻れるのか|ECB利下げが米長期金利に影響する?(今日のFX予想)2024/6/6

 

「ドル/円」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆:外為どっとコム総合研究所 宇栄原 宗平
X(Twitter) : https://twitter.com/gaitamesk_ueha

今日のドル円  テクニカル分析で環境認識(動画の内容 ポイントまとめ)

■ドル円の現状と見通し

移動平均線は、10日線が下向き、20日線が横ばい、80日線のみ上向きで、上昇の勢いが緩んでいる。
20日線が上値を抑えており、この線を上抜けない限り157円は見えてこない。
フィボナッチリトレースメントの38.2%水準(160円高値から146円台安値)が下値支持となり、切り返している。
上昇トレンドは継続しているため、引き続き買い目線に変わりはない。

■直近の値動き

ISM非製造業景況指数が予想以上に高い結果となり、ドル買いが強まった。
その後、カナダ中央銀行の利下げ決定を受けてアメリカの長期金利が低下し、ドル売りに転じた。
中村日銀審議委員の利上げに対する慎重な姿勢を受けて、円売りが再開し、156円台まで回復。

■注目レベルと戦略

156円50銭が上値抵抗になっており、ここを上抜ければ157円も視野に入る。
ニューヨーク市場では、156円50銭を超えてさらに上昇の勢いを強めるのか、それとも上値抵抗になって反落するのかに注目。

■今日の重要イベント

21時15分:ECBの政策金利発表

利下げは確実視されているため、発表自体では大きな相場変動は期待できない。
追加利下げのタイミングに関する示唆を探る展開になる。
ECBの政策金利発表後のユーロ圏の金利動向がアメリカの長期金利に影響を与える可能性がある。


21時30分:新規失業保険申請件数

明日の雇用統計を控えて注目される労働関連の指標。
結果と予想値の乖離度合いに注目しながら、ドル相場の行方を見極める。

 

総じて、ドル円は上昇トレンドが継続しているものの、上昇の勢いは緩んでいる。156円50銭が上値抵抗になっており、この水準を上抜けるかどうかが重要なポイントになる。今日はECBの政策金利発表と新規失業保険申請件数に注目しながら、ドル円の動向を見極めていく必要がある。

『最新のドル/円相場を解説』

『米雇用統計を睨みながらリアルトレードでガッチリ(20:30~)』

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uehara.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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