ドル/円、157円台で底堅い…この後、米5月ISM製造業景況指数に注目
東京市場のドル/円は、底堅い展開。実需のドル売り観測などから一時157円を割り込む場面もありましたが、日本株高を背景に円売りが優勢になると午後には157.40円台まで強含みました。ただ、欧州時間では米長期金利が低下しドル売りに傾くと157.01円前後まで押し戻されました。
今夜は、米5月ISM製造業景況指数が発表されます。市場予想は49.6と経済活動の拡大・縮小の分岐点50.0を割り込むも、前回（49.2）からは回復すると見られています。仮に、50.0を上回る結果となれば米連邦準備制度理事会（FRB）による早期利下げ観測が後退しドル/円は158円台への上昇を試す可能性がありそうです。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、3本の移動平均線が強気のパーフェクトオーダーを形成しています。また、10日線を下支えに157円台を中心とした推移が続いています。RSIが横ばいでやや上昇の勢いが衰えていますが、移動平均線を支持に底堅い推移が続くか注目です。
ドル円 日足チャート
この後の経済イベント
6/3（月）
22:45 米5月製造業PMI・改定値
23:00☆米5月ISM製造業景況指数
23:00 米4月建設支出
24:00 メキシコ5月製造業PMI
※☆は特に注目の材料
経済指標・イベントの結果について
主要な経済指標・重要イベントの結果について、最新情報は外為どっとコムサイトの「経済指標カレンダー」で確認できます。
お知らせ：ドル円、CFD銘柄の解説を月～木の20時ごろからライブ配信
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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