豪ドル/円今日の見通し「中国財新製造業PMIの弱い結果には注意　ただし反応は一時的となりそう」2024/6/3

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オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

・NY原油先物市場は続落。週末に石油輸出国機構（OPEC）プラスの閣僚級会合を控え、持ち高調整の売りが持ち込まれた。終値は前営業日比-0.92ドルの1バレル=76.99ドル（5月31日）。

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・5月29日に発表された豪4月CPIは前年比+3.6%で前月（+3.5%）から上昇した。4月24日に発表された豪1‐3月期消費者物価指数（CPI）は前年比+3.6%となり、前四半期（+4.1%）から鈍化したが市場予想（+3.5%）を上回った。

・5月16日発表の豪4月雇用統計は、雇用者数が3.85万人の増加と市場予想（2.37万人増）を上回ったものの、失業率は4.1％へ悪化（前回：3.9%）、労働参加率は66.7%だった。

・5月7日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。政策金利は4.35%で据え置きとなった。

今日の豪ドル(AUD)トレード　メインシナリオ

中国財新製造業PMIの弱い結果には注意　ただし反応は一時的となりそう

本日は中国5月財新製造業PMIが発表される。市場予想は51.6で前月（51.4）から改善となっている。5月31日に発表された中国5月製造業PMI（国家統計局集計）は予想に反して49.5と好不況の境目となる50.0を下回ったため、仮に中国5月財新製造業PMIが50.0を下回った場合には、中国と交易関係が強い豪ドルは売りで反応することになりそうだ。
ただ、31日の中国5月製造業PMIの弱い結果を受けて売りで反応した豪ドルは、その後日経平均株価やダウ平均株価の上昇を背景に一転上昇となったことから、本日の中国5月財新製造業PMIの結果からの影響は一時的でその後は株価指数の動向を眺めた動きとなりそうだ。

想定される個別シナリオ

■中国5月財新製造業PMIが予想に反して50.0を下回る
⇒中国経済減速懸念が台頭する
⇒豪州は中国と交易関係が強い
⇒豪ドルは売られる

豪ドル/円最新チャート分析

今後の注目経済指標・イベント

日米株価動向
中国5月財新製造業PMI

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は曇り空に雨がぱらつき、豪ドル/米ドルは雨。31日の24時に豪ドル/円のボリンジャーバンドとストキャスティクス、RSI、豪ドル/米ドルのストキャスティクスでシグナルが点灯。

【情報提供：外為どっとコム】

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