今日の「S＆P500」投資情報！注目はこの3つ（日米株価指数 Daily Report）2024/5/28

読む前にチェック！
最新FX為替情報

CFD銘柄を追加！

チャートを表示する

株式会社トレジャリー・パートナーズ社が日経平均株価と米株市場についてまとめたデイリーレポートです。

前営業日の日本株式市場の振り返り

27日の日経平均株価は上昇、前日比+253.91円、+0.66％となる38,900.02円で大引け。先週末の好調な米国株式市場をうけて、27日の日経平均株価は前日の終値より120円高い38,766円で寄り付き。
オープン直後は気迷いの展開。日本銀行金融研究所主催2024年国際コンファランスにおける植田総裁および内田副総裁の発言内容に注目が集まった。
植田総裁より、「インフレ予想をゼロ％から押し上げることには成功したように思うが、それを２％の目標値にアンカーしなければならない」、内田副総裁より、「デフレのそもそもの原因は解消されたが、デフレ的なノルムの克服についてはそこまで明白ではない」といった発言が行われ、悪くない兆候が見られているものの、今しばらく金融緩和的な環境が望ましそうである点について共有された。
こうした発言を受けて市場は即時の反応は示さず、日経平均株価は38,668円まで下押したのち、38,754円まで値を戻して前場クローズ。
後場に入ると、こうした発言が効いてきたのか、はたまた中国本土や香港株式市場が好調であったからか、日本の長期金利が1.02％台まで上昇する中でも上値を伸ばし、特に引けにかけて大きく買われ、38,900円を記録してそのままクローズ。
業種別ではサービスと機械を除いて好調。値幅は小さいが自動車、商社、銀行など日本の大企業株が軒並み好調に推移した。個別の大型株ではファーストリテイリングが+51.0円、日経平均株価の上昇に寄与したほか、半導体銘柄のアドバンテストが+20.4円、同指数の上昇に貢献。
なお今朝の日経平均株価CFDは38,970円で取引されており、28日の東京株式市場は上窓を開けてオープンしそうな状況。

前営業日の米国株式市場の振り返り

27日の米国株式市場はMemorial Day で休場。※以下表は24日時点のものを掲載。

英米市場が揃って祝日であり、且つ主要な経済指標の発表はなかったため、時間外の取引は全体的に小動き。方向感としては底堅く推移しており、28日7:15時点でSP500が5,312ドル、NASDAQ100が18,856ドルとそれぞれ小幅に上昇している。

　※リアルタイムのCFD価格はこちらから確認できます。

　株価指数・商品CFDチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム

本日の注目点

①本日の東京株式市場の動向。昨日の植田日銀総裁および内田副総裁の発言をうけて、市場が強い買いへと動くか注目が集まる。
②米国5月消費者信頼感指数。消費やGDPの先行指標としてそれなりに注目を集める指標であり、ウォッチしておきたい。
③米長期金利の動向。ここにきて米長期金利に下げ止まりの兆候が見られている。FOMCメンバーや市場参加者は、パンデミック後の新しい生活、新しいビジネスシーンにおける金利の適正水準に思考を巡らせており、まだこの水準がはっきりとしてこない。一段と上昇するようであれば、株価指数に下押し圧力が掛かることは避けられないため、注目して見ておく必要があるだろう。