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大口投資家の動向は?「円ネットショート4週間ぶりに増加」【最新IMMポジション】2024/5/27

シカゴIMM通貨先物ポジションの推移から為替市場の全体的な状況と投資マインドを読み解きます。

執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部 中村勉

目次

▼IMMポジション ドル/円
円ネットショート4週間ぶりに増加

▼IMMポジション ユーロ/ドル
ユーロネットロング大幅に増加

ドル/円

IMMポジション ドル/円

ポイント

【円ネットショート4週間ぶりに増加】
5月21日時点で円のポジションは、ドルに対して約14.4万枚の売り越し(ネットショート)。
ショートが大幅に積み増されたことから、ネットショートは前週から約1.8万枚増加した。
期間中のドル/円相場は、米国の4月CPIの鈍化を受けて一時153.59円前後まで下落したが、米連邦準備制度理事会(FRB)高官が相次いで早期利下げに慎重な姿勢を示したことで156円台を回復した。また日銀が17日の金融調節(オペレーション)で長期国債の買い入れ額を前回から据え置いたことも円売りの一因となった。
日米金利差が、当面大きく縮まらないとの見方から、投機筋は円ショートポジションを再び増加させ始めたようだ。

ユーロ/ドル

IMMポジション ユーロ/ドル

ポイント

【ユーロネットロング大幅に増加】
5月21日時点でユーロのポジションは、ドルに対して約4.1万枚の買い越し(ネットロング)。
ショートが大きく取り崩されたことで、ネットロングは約2.4万枚増加した。
期間中のユーロ/ドルは、米4月CPIの鈍化を受けて1.09ドル手前まで上昇する場面も見られたが、複数の欧州中銀(ECB)高官が6月の利下げを支持する発言を行ったことなどから1.083ドル台まで押し戻された。
ただ、市場の関心は7月以降のECBの利下げペースに移っており、その中でユーロ圏の堅調な経済指標結果が続いていることから、ECBの追加利下げ観測がやや後退。投機筋はユーロの先高観を強めているようだ。


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IMMポジション


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nakamura.jpg 外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員
中村 勉(なかむら・つとむ)
米国の大学で学び、帰国後に上田ハーロー(株)へ入社。 8年間カバーディーラーに従事し、顧客サービス開発にも携わる。 2021年10月から(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。 優れた英語力とカバーディーラー時代の経験を活かし、レポート、X(Twitter)を通してFX個人投資家向けの情報発信を担当している。
経済番組専門放送局ストックボイスTV『東京マーケットワイド』、ニッポン放送『飯田浩司のOK! Cozy up!』などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。
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