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FX「5月は日銀介入でドルに連れて弱かったが、徐々に回復」人民元見通し

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総括

FX「5月は日銀介入でドルに連れて弱かったが、徐々に回復」人民元見通し

(通貨5位、株価13位)

予想レンジ 人民元/円21.3-21.8

(ポイント)
*5月は日銀介入でドルに連れて弱かったが、徐々に回復(バスケット制)
*上海、香港株価指数は上昇を一服させた
*外資が中国債券を8カ月連続で買い増し
*中国の米国債保有額、2009年ぶりの低水準に
*4月鉱工業生産は加速、小売売上高は減速
*最優遇貸出金利据え置き
*イエレン財務長官は中国の過剰生産能力に懸念
*貿易など経済指標改善の中、米国が対中関税引き上げ
*対米関係改善ならず
*中国輸出・輸入と共にプラス転換 需要回復示唆
*年初来高値を更新後、円買い介入で反落
*若年層失業率は14.7%
*格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げ、フィッチ
*米国の輸入、中国が15年ぶり首位陥落

(日銀介入を受けたドルとともに5月は下落も打撃は小さい)
年初来では人民元は12通貨中5位とまずまずだが、今月は日銀介入をもろに受けたドルに連動して下落。5月最弱のドルとともに11位。ただ急速に円との差を詰めて、現在は21.60で対円0.55%安。5月の対円での逆転もあるか。

(外資が中国債券を8カ月連続で買い増し)
4月末時点で、海外機関が保有する銀行間市場債券は4兆500億元に達し、銀行間市場債券の管理総数の約2.9%を占めた。また、4月の海外投資家による中国債券と株式の買い入れはそれぞれ1247億元と451億元だった。海外の機関投資家による中国債券の買い増しは8カ月連続となる。

(中国の米国債保有額、2009年ぶりの低水準に)
中国は3カ月連続で米国債を売り越し、3月の米国債保有額は2009年以降の最低水準まで減少した。中国の3月の米国債保有額は76億ドル減の7674億ドルだった。
 米国債の最大の保有国である日本は、3月に199億ドルの買い増しで1兆1900億ドルに増やした。3位の英国は268億ドルの買い増しで7281億ドルで、過去最大となった。

(鉱工業生産は加速、小売売上高は減速)
4月の鉱工業生産は前年比6.7%増加し、3月の4.5%増から加速した。製造業部門の回復が勢いを増した。
一方、4月の小売売上高は2.3%増と、3月の3.1%増から減速。1-4月の固定資産投資は前年比4.2%増。1-3月は4.5%増だった。

(最優遇貸出金利据え置き) 
人民銀行は5月20日、銀行貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)を予想通り据え置いた。
1年物LPRは3.45%、5年物は3.95%にそれぞれ据え置いた。
INGは「最近の支援的な政策展開の力強さを踏まえると、こうした取り組みを後押しするため今後数カ月でさらなる金融緩和が実施される可能性は高まっている」と述べた。
またLPRが年内あと1,2回引き下げられるほか、追加の預金準備率引き下げを予想している。

(イエレン米財務長官=中国の過剰生産能力、欧米は連携して対応する必要)
イエレン米財務長官は5月21日、欧米は製造業を守るため、「戦略的かつ連携して」中国の産業政策に対応する必要があるとの考えを示した。
中国の過剰な工業生産能力は、欧米企業だけでなく新興国の産業の発展も脅かしていると指摘。 「中国の産業政策は、この部屋に座っているわれわれには遠い問題のように思えるかもしれないが、戦略的かつ連携して対応しなければ、欧米および世界中の企業の存続が危うくなる可能性がある」と述べた。

テクニカル分析(人民元/円)

介入後の高値安値の半値あたりで推移

日足、介入後の高値安値の半値あたりで推移(高値22.010、安値21.136の半値が21.573)。
ボリバン中位を少し上回っている。5月16日-22日の上昇ラインがサポート。4月29日-5月22日の下降ラインが上値抵抗。5日線。20日線上向き。
 週足、7週連続陽線を円買い介入で4月29日週は陰転。ただボリバン中位にも届かず、ボリバン上位のまま。2週連続陽線、今週もここまで陽線。5月6週-13日週の上昇ラインがサポート。4月29日週-5月13日週の下降ラインを上抜く。
 月足、4か月連続陽線。5月はここまで介入もあり陰線。3月-4月の上昇ラインがサポート。
 年足、4年連続陽線。22年-23年の上昇ラインがサポート。一時1993年以来の22円台のせ。



チーファンラマ

中国、欧州でロードショー

 中国の金融当局者は、中国株への投資家の関心を取り戻すため、今週欧州で投資家との会合に臨む。5月22日にパリで、23日にロンドンで投資家と話し合う。人民銀行、国家金融監督管理局、国家外為管理局の高官のほか、中国聯合網絡通信(チャイナ・ユニコム)、ガンフォンリチウムなど15の中国上場企業の幹部も参加する予定。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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