ドル/円、156.50円台で伸び悩む…FOMC議事録が注目される
東京市場のドル/円は、小動きの展開。米長期金利が下げ止まったことから底堅く推移した一方156.39円前後で伸び悩むなど上値も限定的でした。
NY市場終盤には、米連邦公開市場委員会（FOMC）議事録が公表されます。議事録で利下げに対して慎重であることが示されるとドル買いを後押しする可能性があります。カギとなるのはやはり米長期金利の反応でしょう。目先的なドル/円の上値メドは4月高値160.20円台から5月安値151.80円台への下落幅に対する61.8％戻しにあたる157.00円水準と見られます。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、3本の移動平均線が強気のパーフェクトオーダーを形成し、RSIが50ライン上で上向いていることから上昇基調が継続していると判断できます。足元では156.50円台が上値抵抗となり伸び悩んでいますが、突破すれば157円をターゲットにした相場展開が考えられます。
ドル円 日足チャート
この後の経済イベント
5/22（水）
21:45 ブリーデンBOE副総裁講演
22:40 グールズビー米シカゴ連銀総裁講演
23:00 米4月中古住宅販売件数
23:30 EIA週間原油在庫統計
26:00 米20年債入札（160億ドル）
27:00☆FOMC議事録
----- エヌビディア1-3月期決算
5/23（木）
07:45 NZ1-3月期小売売上高
※☆は特に注目の材料
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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