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金(ゴールド)、下落。FOMC議事要旨を前に調整の売り(XAU/USD 市況と分析)2024/5/22

 

金

金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。

※最新の金(ゴールド)レポートはコチラ

金(ゴールド)市場の値動きまとめ

5月21日のニューヨーク金先物市場で金6月限は3営業日ぶりに反落した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限の終値は前営業日比12.60ドル安の1オンス=2425.90ドルとなった。

時間外取引ではドル建ての金現物相場の下落を受けて売りが優勢となり、一時は13ドル超の下落となった。日中取引では、米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事が利上げには否定的な一方、利下げにはさらに数カ月の良好なインフレ指標が必要との認識を示したことから、序盤は下値を切り上げる場面もあった。

しかし、その後は軟調な展開となった。22日に予定される米連邦公開市場委員会(FOMC)の議事録公表を控え、利益確定目的の売りが先行。米長期金利の低下を眺めて金に資金が向かう場面もあったが、持ち高調整の売りが優勢だった。前日に堅調だった銀先物の下落も金相場の重しとなった。

市場関係者からは、FRB高官のタカ派的な発言が早期利下げの可能性が高くないことを示唆しており、金価格の上値を抑えたとの指摘があった。金は利息が付かないため、高金利は通常はマイナス材料となる。

金相場は史上最高値を更新した後、目先は利益確定売りに押される展開となっている。ただ、中東情勢など地政学リスクへの警戒感は根強く、下値を支える材料にもなりそうだ。当面は、FOMCの議事録などを手掛かりに神経質な値動きが続く可能性がある。

最新の金(ゴールド)CFD 日足チャート

30分足チャート

金

日足チャート

金

金(ゴールド)CFDについて、テクニカル分析では、単純移動平均線(10日)が右肩上がりで、価格は移動平均線の上に位置している。また、相場の過熱感をはかるRSIは、「買われすぎ」とされる70を超えて推移している。
 ※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。

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金(ゴールド)の上昇・下落要因

上昇要因

インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。

下落要因

インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。

 
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