ユーロ円、ポンド円、豪ドル円が強気のチャート、対ドルではドル売り傾向に【明快！テクニカルレビュー】
動画配信期間：2024/05/20～2024/08/20
大手銀行で為替・債券・スワップ市場のチーフディーラーとして活躍した経験を持つ百戦錬磨のプロトレーダー、井上義教氏が、毎週掲載される「ＦＸ ウィークリーテクニカルレポート」のレビューを明快に解説いたします！
時間がない方向け「ポイント要約」
目次
0:00 今回のダイジェスト
0:23 ドル円：強弱感は限定的
1:50 ユーロ円：ドル円よりも強い動き
2:24 ポンド円： 円安とポンド高の影響で荒れたチャート
3:02 豪ドル円：対円の中で特に強い
3:57 対ドル：ドル売りが有力
6:12 CFD: 金（ゴールド）に注目
7:40 まとめ
7:58 【PR】口座開設特別キャンペーン
動画の要約・まとめ
ドル円：強弱感は限定的
最近の市場動向を見ると、介入や雇用統計、CPIなどの影響で、少しずつ通貨の動きが明らかになってきたような気がします。
ドル円の日足チャートを見ると、まだそれほど強弱感はありませんが、他の主要な通貨ペアでは、円売りの動きが徐々に強まってきているようです。円安介入の効果は限定的だったと評価できそうです。アメリカの長期金利が低下傾向にあるため、円高に向かうことを期待する人もいるかもしれませんが、そうはならないかもしれません。
ユーロ円：ドル円よりも強い動き
ユーロ円は、ドル円よりも強い動きを見せています。先週は下押ししたものの、短期移動平均線までは届かず、金曜日には陽線で高く引けました。買いで追いかけたいチャートです。
ポンド円： 円安とポンド高の影響で荒れたチャート
ポンド円はさらに強く、売りから入るのは難しそうです。円安とポンド高の両方の影響で、ポンド円のチャートは荒れています。
豪ドル円：対円の中で特に強い
豪ドル円は、対円の中でも特に強いチャートです。先週末には4月26日の終値を大きく上回り、4月29日の下ヒゲも半分以上攻略しました。調整がうまく効いているため、まだ過熱感はなく、買いで攻めたいチャートです。
対ドル：ドル売りが有力
対ドルでは、ユーロドルの短期と長期の移動平均線がゴールデンクロスし、上昇傾向にあります。先週の動きを見ても、売りを選択する必要はなさそうです。
ポンドドルと豪ドルも強い動きを見せています。ポンドドルは先週の高値を超え、豪ドルは中期と長期の移動平均線がゴールデンクロスし、上昇トレンドに入ったと判断できます。
CFD: 金（ゴールド）に注目
CFDでは、金が注目すべき存在です。先週は4月中旬の戻り高値を更新し、勢いのある動きで上値を取りに来ています。MACDのゴールデンクロスもあり、弱気になる必要はなさそうです。株式市場も強いですが、金のチャートはそれ以上に強い印象です。仮想通貨に近い存在として買われているのかもしれません。
まとめ
ドル円以外の通貨ペアでは買い、対ドルではドル売りが有力でしょう。また、株と金の強さにも注目すると良いかもしれません。
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「ＦＸ ウィークリーテクニカルレポート」
井上義教 氏株式会社チャートリーディング 代表取締役 昭和39年東京都生まれ。 昭和63年大阪大学経済学部卒業、同年大和銀行入行、平成3年よりロンドンの証券現法にてディーリング業務に従事。 平成15年に退社するまで為替・債券・スワップ市場を歴任、チーフディーラーとしてチームを統括。 平成28年 株式会社チャートリーディング設立とともに代表取締役に就任。
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