金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。
金(ゴールド)市場の値動きまとめ
5月16日のニューヨーク金先物相場は3日ぶりに反落し、中心限月6月物の終値は前日比9.40ドル(0.39%)安の1オンス2385.50ドルで取引を終えた。
外国為替市場で対ユーロでドル買いが優勢となり、ドル建てで取引される金の割高感が意識されたことが下落要因。また、前日に約1カ月ぶりの高値を付けた反動で、利益確定売りも出た。
さらに、FRB高官らの発言が金相場の重しとなった。ニューヨーク連銀のウィリアムズ総裁は、CPIの鈍化は良い兆候としつつも、すぐに利下げするには不十分との認識を示した。ミネアポリス連銀のカシュカリ総裁も、基調的なインフレの動向を見極めるまで現行の政策金利を維持する必要があると述べ、早期利下げに消極的な姿勢を示した。高金利環境の長期化は、利回りを生まない金にとってマイナス材料となる。
また、前日の米CPIを受けて低下していた米国債利回りが反発し、金の投資妙味が相対的に低下したことも売り材料となった。
時間外取引は買い優勢で始まったものの、ドル安の一服で上値を抑えられた。欧州時間に入ると利食い売りが出て軟調となり、米国時間に入ると新規失業保険申請件数の減少を受けて売りが優勢となった。ただ、ドル高が一服すると押し目買いも入った。
最新の金(ゴールド)CFD 日足チャート
30分足チャート
日足チャート
金(ゴールド)CFDについて、テクニカル分析では、単純移動平均線(10日)が右肩上がりで、価格は移動平均線の上に位置している。また、相場の過熱感をはかるRSIは、「買われすぎ」とされる70近辺で推移している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
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金(ゴールド)の上昇・下落要因
上昇要因
インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。
下落要因
インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。
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