動画で見通しを解説
S&P500：最新の見通し
■S&P500の現状
- 史上最高値を更新中で、現在は5316ポイント付近
- 明確に5300ポイントを突破してきている
- 移動平均線は3本とも上向きで、短期、中期、長期の順番となっており、強気のパーフェクトオーダー
- RSIも70ライン上で上向きを維持しており、強気の圧力が続いている
- 昨日で11連騰となり、直近の動きは非常に強い
■上昇のきっかけと今後の見通し
- 上昇のきっかけは、昨日のアメリカの4月消費者物価指数（CPI）の結果を受けて、FRBが年内に2回利下げするのではないかという期待が出てきたこと
- 5300ポイントを抜けたため、完全に真空地帯となり、新たな高値を模索する動きになっている
- 次のターゲットとしては、5400ポイント、5500ポイントなどの節目が見られる
■テクニカル分析
- 週足で見ると、前回の高値5282ポイントと安値4920ポイント台の差である約360ポイントが、倍返しのターゲットになる可能性がある
- その数値は約5600ポイントとなる
- ただし、週足ベースなので、まずは今週末時点で終値ベースで史上最高値を上抜けるかが1つのポイント
- 終値ベースで抜けた場合は、次に5600ポイントがターゲットとして見えてくる可能性がある
総じて、S&P500は強気の上昇トレンドを維持しており、史上最高値を更新中だ。消費者物価指数の結果を受けて、FRBの利下げ期待が高まったことが上昇のきっかけとなった。短期的には5400ポイントや5500ポイントが節目として見られ、中期的には5600ポイントがターゲットになる可能性がある。週末の終値に注目しながら、引き続き上昇トレンドを追っていくのが良いだろう。
S&P500 チャート分析①（日足）
S&P500 チャート分析②（4時間足）
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外為どっとコム総合研究所 調査部 研究員宇栄原 宗平（うえはら・しゅうへい）
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月（株）外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか！』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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