読む前にチェック!最新FX為替情報

読む前にチェック!
最新FX為替情報
CFD銘柄を追加!

スプレッド
始値比
  • H
  • L
FX/為替レート一覧 FX/為替チャート一覧 株価指数/商品CFDレート一覧 株価指数/商品CFDチャート一覧

FX「8日ぶり陰転、介入と米CPI鈍化で5月はドルとともに安い、米が関税引き上げ」人民元見通し

f:id:okinawa-support:20190828090212p:plain

 

総括

FX「8日ぶり陰転、介入と米CPI鈍化で5月はドルとともに安い、米が関税引き上げ」人民元見通し

(通貨5位、株価11位)

予想レンジ 人民元/円21.2-21.7

(ポイント)
*貿易など経済指標改善の中、米国が対中関税引き上げ
*対米関係改善ならず
*中国輸出・輸入と共にプラス転換 需要回復示唆
*4月の消費者物価指数、上昇も水準は低い
*本日からプーチン大統領が中国訪問
*年初来高値を更新後、円買い介入で反落
*中国・香港株が急回復も米国が関税を引き上げ
*4月の各種PMIは一部減速も50以上は維持
*中国主席、5年ぶり訪欧
*海外からの直接投資は減少
*若年層失業率は15.3%
*IMF、中国に不動産危機の早急な解決求める
*米上院、TikTok禁止法案を可決
*格付け見通しを「ネガティブ」に引き下げ、フィッチ
*米国の輸入、中国が15年ぶり首位陥落

(人民元は月間11位と弱い、年間は5位)
 4月29日に22.01をつけ年初来高値を更新、同日、円介入で下落、21.136までつけるも、7日連続陽線で、21.651まで戻す。5月15日には米国消費者物価が3.4%上昇と3か月ぶりに伸び鈍化でドルが下落、ドル主軸のバスケット制をとる人民元も21.405へ下落した。5月はここまで月間11位と弱い。年間では5位。

(経済指標改善で株価上昇も、米国関税引き上げで上昇一服)
 バイデン大統領は5月14日、電気自動車(EV)、半導体、医療用製品など中国からの輸入品に対する関税を大幅に引き上げると発表した。
ホワイトハウスは声明で、中国の不公正な慣行により、世界の市場に安価な製品が氾濫しており、米国の「経済安全保障」に対する「容認できないリスク」になっていると表明。今回の措置は中国からの輸入品180億ドル相当が対象になると述べた。
イエレン財務長官は、中国の過剰生産能力に対する米国の懸念は、先進国や新興国のパートナーとも広く共有されていると説明。この懸念は、不公正な経済慣行による経済の混乱を防ぎたいという意向に基づくもので、反中政策によるものではないとした。その上で、米国はマクロ経済の不均衡に関する懸念を中国に直接伝え続けていくと述べた。
アナリストは、貿易摩擦によりEV全般のコストが上昇し、バイデン政権が掲げる気候目標の達成や製造業の雇用創出に悪影響が出る恐れがあると警告している。

(中国輸出・輸入と共にプラス転換 需要回復示唆)
 4月の輸出と輸入はともに前年比プラスに転じた。一連の政策支援の効果が表れ始めた可能性がある。
輸出は前年比1.5%増で予想と一致した。輸入は8.4%増で、予想の4.8%を上回った。
3月は輸出が7.5%減、輸入が1.9%減だった。
4月の貿易黒字は723.5億ドルで3月の585.5億ドルから拡大した。予想は774億ドルだった。 4月の対米貿易黒字は272.4億ドルで3月の229.4億ドルから拡大した。

(4月の消費者物価指数、上昇も水準は低い)
 4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比0.3%上昇した。3カ月連続のプラスとなり内需の改善を示す結果となった。一方、生産者物価指数(PPI)は下落が続いた。
CPIの伸びは3月の0.1%から拡大し、予想の0.2%上昇を上回った。

テクニカル分析(人民元/円)

8日ぶり陰転

日足、8日ぶり陰転。4月29日からの介入騒動で下落もボリバン中位を再び越えてきていた。3月11日-5月3日の上昇ラインがサポート。4月29日-5月15日の下降ラインが上値抵抗。5日線。20日線上向き。
 週足、7週連続陽線を円買い介入で4月29日週は陰転。ただボリバン中位にも届かず、ボリバン上位のまま。3月11週-5月6日週の上昇ラインがサポート。
 月足、4か月連続陽線。5月はここまで介入もあり陰線。3月-4月の上昇ラインがサポート。
 年足、4年連続陽線。22年-23年の上昇ラインがサポート。一時1993年以来の22円台のせ。



チーファンラマ

プーチン大統領、今日から訪中

 ロシア大統領府は、プーチン大統領が5月16-17日に中国を訪問すると発表した。6年間の新たな任期における最初の外遊で習近平国家主席との協力関係の強化を強調する。
「両首脳は包括的パートナーシップと戦略的協力全般について詳細に話し合い、ロシアと中国の実務協力の一段の発展に向けて重要分野を特定し、最も差し迫った国際問題や地域問題について踏み込んだ意見交換をする」とした。
ロシアのウクライナ侵攻を受けて西側諸国がロシアの孤立化を図ったため、プーチン氏は中国との関係強化に軸足を移した。中国税関総署によると、2023年の中ロ貿易は前年比26.3%増の2401億ドルと過去最高を記録した。

情報提供元:FX湘南投資グループ
本レポートは、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘を目的として提供するものではありません。投資方針や時期選択等の最終決定はご自身で判断されますようお願いいたしま す。また、本レポートに記載された意見や予測等は、今後予告なしに変更されることがございます。 なお、本レポートにより利用者の皆様に生じたいかなる損害についても、FX湘南投資グループグならびに株式会社外為どっとコムは一切の責任を負いかねますことをご了承願います。