日経平均株価は小幅続伸。引き続き上値の重い展開が続き、上ヒゲの目立つ小陰線を形成して終えた。一時は25日移動平均線（38426円 5/15）や75日移動平均線（38532円 同）を上回る場面もあったが、終値ベースでは両線どちらも上回ることができなかった。
RSI（9日）は前日58.8％→49.4％（5/15）に低下。前日から大きな変化はなく、正念場が続く。25日移動平均線は依然として下向き推移が続いており、直近のもみ合いの範ちゅうにある。
100日移動平均線（37457円 同）に向けて強い陰線が生じる可能性が高まっている点には留意が必要である。その懸念を払しょくするためにも、25日移動平均線を一気に上回るような下げを否定する強い陽線を形成する必要がある。
上値メドは、心理的節目の39000円、4/12安値（39457円）、心理的節目の40000円、4/1高値（40697円）などが考えられる。下値メドは、心理的節目の38000円や37500円、100日移動平均線、心理的節目の37000円、4/19安値（36733円）などがある。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
