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ドル/円は今夜のCPI次第で160円を目指す可能性も!【ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー】

 

FXトレードストラテジー

個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。

作成日時:2024年5月15日14時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー

今夜は大注目、米CPIです。 
市場予想は前月比+0.4%、前年同月比+3.4%です。 
またCPIコアは前月比+0.3%、前年同月比+3.6%となっています。 
CPIは相変わらず横ばい推移が続いていますが、CPIコアの方は市場予想通りとなれば2021年6月以前の水準にまで低下していきます。 
緩やかにですが、減少傾向は続いており、ここ最近の米経済指標の悪化傾向が続いていることも加味しますと、低迷が見え始めるとしたら、今月か来月のCPIではないかと予想しております。 

ドル/円、152円をバックに買いはまだ入るか? 

出所:TradingView

ドル/円日足です。 
雇用統計発表後152円を割り込みましたが、その後、毎日上昇して現状の水準にまで値を戻してきてしまいました。 
あっという間に5円近くも上昇してしまい、通貨安の恐ろしさを実感している最中です。 
160円を超えてしまうと、本当に恐ろしい通貨安が待っているように思えます。 
今夜のCPIは正直、日本円の価値を大幅に左右するイベントとなるでしょう。 
為替介入を2回実行し、介入額は8-9兆円規模と予想されておりましたが、これだけの金額を使っても、わずか1週間程度の効果しか得られていません。 
仮にCPIがわずかな低迷、横ばいとなれば、再び160円を目指す可能性もあるでしょう。 
152円のサポートラインをバックに今後も買いが入りやすい展開でしょうか?

CPI低迷でドル/円は154円台がポイント?

出所:TradingView

4時間足に時間軸を落とします。 CPIが低迷した場合、下値の目処を記載しておきます。 レジサポラインが引ける154.64付近が1つのポイントとなりそうです。 
ここまで180pipsの距離がありますので、市場予想を大幅に下回れば、この水準までおそらく下落すると思われます。 
ここをブレイクしますと、154円近辺がもう1つサポートラインが引けそうです。このあたりを意識したトレードが良いかもしれません。 
またCPIが市場予想を上回った場合は直近高値の158円に到達すると予想します。 
ここまで上昇してしまうと、為替介入は怖くないという印象がマーケットに浸透してしまうため、そのまま最大1円程度の調整で160円を再度目指してしまうのではないかと予想します。 
いずれにしても今夜のCPI次第ですが、結果を見てから十分に判断できると思いますので、発表後からのトレードがよろしいのではないでしょうか。 

ユーロ/ドル、1年半ぶりにレンジブレイクか ?

出所:TradingView

続いて、ユーロ/ドルの週足です。 来月ECBの利下げは織り込み済みです。 
1年半もレンジ相場が続いておりますが、今夜のCPI次第では、ずっと眠っていたユーロ/ドルがついに動き出すかもしれません。 
今週はじり高推移となっておりますが、この三角保合を突破できますと、目先のターゲットは1.12ドル方向でしょう。 
円安もひどいことから、ユーロ/円のロングも同時に持ちながらのスイングトレードが良いかもしれません。 
CPI低迷→ユーロ/ドルの上昇にもつながりますが、もちろんドル/円も下落すると思います。しかしながら騰落率でユーロ上昇の方に軍配があがると見てます。よって、ドル/円の下値は限定的と判断してトレードする場合、ユーロ/円もしばらく押し目買いトレードを繰り返していくと良い結果につながると考えております。 
個人的にはCPIの低下が発表となれば、今夜以降はユーロのロングトレードを狙いにいく予定です。 

【ひろぴー氏出演動画】

 
ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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