金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。
金(ゴールド)市場の値動きまとめ
5月14日のニューヨーク金先物相場は反発し、中心限月6月物の終値は前日比16.90ドル(0.72%)高の1オンス2359.90ドルで取引を終えた。
この日は、対ユーロでのドル売りが優勢となったことが金価格の支援材料となった。ドル安は、ドル建てで取引される金の割安感につながった。また、パウエルFRB議長が「次の動きが利上げである公算は小さい」と発言したことも、金相場にとってプラスに作用した。
時間外取引では、押し目買いの意欲が強く、買いが優勢となり、7ドル程度の上げ幅を維持して堅調に推移した。日中取引に入ると、米4月生産者物価指数(PPI)が事前予想より強い数字となったものの、ドル高が進まず、金価格は一段高となった。中盤には一時上げ幅を縮小したが、ユーロの上昇や米10年債利回りの低下に支えられ、後半は再び地合いを引き締め、17ドル近い上げ幅を維持して引けた。
アナリストは、PPIが予想を上回ったものの金相場の勢いを止めるほどではなかったと指摘し、次の動きで重要なのは本日の米消費者物価指数(CPI)だと述べた。金相場は中央銀行の金購入や中東情勢、中国の需要増などに支えられている。
最新の金(ゴールド)CFD 日足チャート
30分足チャート
日足チャート
金(ゴールド)CFDについて、テクニカル分析では、単純移動平均線(10日)が右肩上がりで、価格は移動平均線の上に位置している。また、相場の過熱感をはかるRSIは、「買われすぎ」とされる70近辺で推移している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
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金(ゴールド)の上昇・下落要因
上昇要因
インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。
下落要因
インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。
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