動画で見通しを解説
S&P500:最新の見通し
■S&P500の動向
- メインは明日のアメリカ4月消費者物価指数(CPI)発表後の値動きだが、今夜は21時半に4月生産者物価指数(PPI)が発表される
- 現状のS&P500は5200ドル付近で揉み合い状況が続いている
- 先週と昨日のローソク足は上髭を伸ばした陽線になっているが、小陰線もあるため、揉み合い状況という展開
- インフレ統計を控えて様子見ムードが広がっている
■テクニカル分析
- 移動平均線は3本とも上向きで、強気のパーフェクトオーダーを維持している
- RSIも70ラインを突破して上昇しており、足元の上昇の勢いは保ったまま
- 4時間足ではダブルトップのような形になっている
■今後の見通し
- 今日の21時半までは横ばい状態が続くと予想される
- PPIの予想と結果の乖離次第で株価の動きが変わってくる
- 予想を上回れば、インフレ高止まり警戒感から利下げ開始時期の後ずれに関連し、米株にとっては売り材料になる可能性がある
- その際、5200ポイントを割れるか割れないかがポイントになる
- 予想を下回り、鈍化していることが結果から見えてきた場合は、年内利下げ観測から株にとっては買い材料になる
- その際は、5250ポイントを突破できるかが注目される
■取引戦略
- 今日は生産者物価指数の結果次第で株がどう動くかが重要なポイント
- 21時半以降の株価の値動きには注意して見ておく必要がある
総じて、S&P500は揉み合い状況が続いているが、今夜の生産者物価指数の結果次第で大きく動く可能性がある。インフレ統計の予想と結果の乖離に注目し、5200ポイントを割れるか、5250ポイントを突破できるかがポイントになる。21時半以降の値動きに注意が必要だ。
S&P500 チャート分析①(日足)
S&P500 チャート分析②(4時間足)
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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