金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。
金(ゴールド)市場の値動きまとめ
5月13日のニューヨーク金先物相場は3営業日ぶりに反落し、中心限月6月物の終値は前日比32.00ドル(1.35%)安の1オンス2343.00ドルで取引を終えた。
米消費者物価指数(CPI)発表を控えたポジション調整の売りに押され、下落した。また、FRBのジェファーソン副議長がインフレ率の低下が進まないことへの懸念を示し、現行の金利水準維持が適切との見解を示したことも、金価格の重しとなった。高金利環境の長期化は、利回りを生まない金の投資妙味を弱めるとの見方から、売りにつながった。
ニューヨーク連銀の4月消費者調査では、1年先の期待インフレ率が前月から上昇したことも、金相場にとってはマイナス材料だった。
時間外取引では、ガザ北部でのイスラエルとハマスの戦闘が伝えられたが、利食い売りなどが優勢となり、軟調な展開となった。
金スポット相場も下落した。前週は週間ベースで2.6%上昇し、約3週間ぶりの高値を付けていたが、米景気減速リスクと根強いインフレ圧力の両方が意識されている。ただ、中央銀行の金購入や中東情勢、中国の需要増などを背景に、金相場は年初来で上昇基調にある。
最新の金(ゴールド)CFD 日足チャート
30分足チャート
日足チャート
金(ゴールド)CFDについて、テクニカル分析では、単純移動平均線(10日)が右肩上がりになる中、価格は移動平均線の上に位置している。また、相場の過熱感をはかるRSIは、「買われすぎ」とされる70から、基準である50の間で推移している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
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金(ゴールド)の上昇・下落要因
上昇要因
インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。
下落要因
インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。
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