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ドル/円は160円がピーク!?戦略転換で戻り売りで挑む!!【ひろぴーの 実践!FXトレードストラテジー】

 

FXトレードストラテジー

個人投資家として活躍するひろぴー氏が、独自の最新マーケット分析を毎週公開します。現在のFXマーケットを取り巻く情報の整理をする際、また短期間の FXトレード戦略を考える際に、お役立てください。

作成日時:2024年5月8日14時
執筆:CXRエンジニアリング株式会社 代表取締役 ひろぴー

先週は為替介入ラッシュ、FOMC、米雇用統計と大荒れの1週間でした。 
158円→160円→154.50円→158円→152円、そして本日155円と、この8営業日で、際立った安値と高値を結んでいきますと、軽く20円の距離を走っている計算です。 これほど短期間に動いた週は記憶にありません。 
過去最高クラスの騰落率ではないでしょうか。 

3回目の介入?の高値近辺が防衛ラインか?

出所:TradingView

ドル/円の先週の値動きをおさらいしておきましょう。 
158円からの下落はFOMC直後の介入になります。 
その後、反発し、翌日も介入らしき値動きにて断続的に下落する値動きもありました。 3回目の介入でしょうか? 
雇用統計の結果を受けて151円台まで下落していたものの、本日は155円まで価格を回復させており、通貨安の怖さを感じております。 
150-152円台ではあれだけ小動きだったのに、リミッターが外れた時の値動きは異常です。 
マーケットが薄いのか、今までにないオーダーが大量に入っているのか、定かではありません。しかしながら、トレンドの最終局面に近いボラティリティにも感じます。 
まるで、2022年10-11月ごろの値動きのようです。 
個人的にはショート戦略に切り替えつつあり、160円が今回のピークではないかと考えて立ち回り始めております。 
売りポジションを持っていますが、追加を狙うならば、156円近辺からを予想します。 
3回目の介入らしき高値近辺まで戻りつつあり(156円台前半)、この水準を超えてしまうと、介入した意味がなくなります。 
この価格帯を防衛ラインと踏んで最大許容とし、戻り売りを狙いたいと考えております。 
なお、ドル/円の売り材料として、普段騒がない媒体のメディアが為替に言及し、1ドル200円説を唱え始めたこと(あまりにも乖離した価格が目立ってくると、ピークが近い)、先日の雇用統計は市場予想を下回る結果が出たこと、賃金上昇率も約3年ぶりに4.0%台を下回ったこと。(2021年7月以来)、雇用者数が大きく減少したこと、欧州エリアでは明らかに景気減速傾向が出ており、インフレ率も低迷が続いていることがあげられます。 
よって、強い米国経済も息切れ感がようやく出てくるように考えております。 
ファンダメンタルズ材料がしっかりと整ってきたので、どこかの経済指標イベントが引き金になるのではないかと考えます。 その最有力候補は、来週のCPIの発表になります。 現状の地合いで市場予想を大きく下回ると、2022年11月10日のような値動きに期待してしまいます。(当時、指標発表後、1日で6円下落) 

米CPI減速は今月から加速するか?

※2023年1月-12月のCPIとPPI

※2024年1月-3月のCPIとPPI
出所:https://www.gaitame.com/markets/indicator.html

まだ市場予想は出ておりませんが、4月CPIが前月比ベースで+0.1~+0.2%という数字が出ますと、前年同月比レベルで+3.1~3.2%近くまで低迷する計算です。 
そうなりますと、2%台への突入が意識されること、利下げ前倒し論が活発化すること、こういったタイミングでマーケットは早く折り込みにいくことを好みますので、下落率は大きなものになると予想します。予測が当たった時の下落幅は4~8円レベルだと考えていますので、大きな売りトレードを狙って勝負していきたいと考えております。 
またPPI(生産者物価指数)も2.0%を割り込んでから、1年が経過し、年平均では+1.35%で推移中です。 
これほどCPIと時差があるのも珍しいですが、その反動はどこかで大きく巻き返してくると考えます。 CPIの急ブレーキもそろそろではないでしょうか。 
※本日は、直近の為替介入の影響にて、テクニカル分析が全く参考になら無さそうだったため、ファンダメンタルズ分析を中心にお話いたしました、ご容赦ください。 

【ひろぴー氏出演動画】

 
ひろぴー
FX&Cryptoトレーダー、業界ニックネームは「ひろぴー」。ラジオ日経パーソナリティ、FX会社や仮想通貨取引所のコラムニストとして活動の場は多岐に渡る。自らのトレーディングノウハウから、ユーザビリティの高いインターフェース総監督を担う。FX会社や金融プラットフォーム開発エンジニアリング企業、仮想通貨取引所へのコンサルティング業が主。 2019年7月より TradingView Japan の Marketing Director に就任。
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